昨日は昼から夜までお仕事だったので
仕事前に彦一詣でしてきた
さすがに8回目は泣かないだろうと思っていたけれど
最近の鑑賞がおネムモードだったのが
昨日は覚醒してしっかりどっぷり
映画の世界にはまれたせいか久々に泣けた
そうすると
裏側が見えてきて
裏側も今までは
乱闘直前に歯で手に巻いたガムテープを切るところが
リアルにかっこ好かった
というエキストラに参加したつよ友さんからのエピソードや
立看板を棒で殴り倒すはずが倒れなくて
アドリブで足で蹴って倒したとかいう撮影のエピソード
とかが浮かんできていたんだけど
昨日は
お婆ちゃんがミシンを踏む姿を
嬉しそうに見守る姉弟や
火の海の向こうの弟を狂ったように探す茜の姿に
この子達が
まだ短い人生の中で
背負ってきたものの重みが
感じられて
画面には出て来ない
一人ひとりの
背景を想像して切ない気持ちになった
一切説明くささの無い演出に
監督の勇気と役者に対する信頼を感じていたのだけれど
その説明の少なさがかえってリアルで
それぞれの人物像を浮き立たせていると思う
何度も見ていると
自分の近くで現実に生きている人達のように思えてくる
それにしても毎回
香川さんの渾身のセリフには思わず
手を握りしめている自分が居るのだけれど
反して
彦一を演じる彼は喜怒哀楽を爆発させるシーンがすくなくて
だからこそ
内に秘めたものは実はとてつもなく大きいのではないかと思えて
それが
つかさんに開眼させられるまでの草なぎ剛の姿に通ずるのではないかと思った
これから
鑑賞するたびに
新たな発見がありそうで
ますます楽しみになってきた
是非とも息子を連れていきたいのだが…
レポートだとかバイトとか
彼もなかなか忙しい
大学なんか行ってる場合じゃないよ
ちがうか
