今日も行ってきた
LUNA SEAさいたまスーパーアリーナ2日目!

今日はLUNA SEAライブ前に、私が趣味でやっている声楽レッスンがありまして、先生に河村隆一の声帯の静脈瘤の話と、昨日のライブで声を涸らしながら歌いぬいた話をしたら、先生が怯えておられました💦


だが、しかし!

私が今勉強中の、マクベス夫人の「王座に上りなさい」のアリアが、いつもは発声技術の難しさに怯えてうまくいかない所が、今日は隆一様のメンタルを伝授されたおかげか、楽しく楽に歌えてしまったのです!
やはり隆一様は私の永遠のメンタル師匠です!
隆一様はどんな時も自分を信じて、愛して、自分の世界を表現し抜く事を体現してくれているのだと感じました😂😍

RYUスレイブの信仰告白はそれくらいにして😅、今日のライブは昨日のおかげで色々覚悟ができたので、虚心に楽しむ事ができました。
やっぱりLucaは希望に溢れていて良いなぁ。宇宙の詩はINORANがボーカルを支えてくれてて、anagramでは隆一の高音がボロボロになりながら悲壮な美しさを放ち、black and blueもメンバー全員で乗りきったよ!
観客のみんなもコロナ禍で声が出せない中、魂で歌っていたのが伝わりました。
後半のレア曲はFeelで、これも切なく甘いボーカルメロディーと、重厚で鋭い伴奏の対比が見事な逸品!
不調の中、魂で歌う隆一の姿に、私を含め多くの人が涙ぐんでいました😭
2月の隆一の手術が成功して、不調が完治してくれる事を祈っておりますが、メンバー全員が生涯LUNA SEAを貫く気持ちで、手術回復後のバンド復活を誓ってくれた事は本当に嬉しいです😂。

2000年末の「LUNA SEA終幕」に比べたら、きっと何という事でもないのさ!(by 往年の奴隷)

セトリ 2022/1/9

Luca
Dejavu
pulse
Philia
宇宙の詩
anagram
black and blue
悲壮美

Jesus
closer
Desire
Shine
Feel
I for you
Rosier
Believe

make a vow
wish
so tender…

LUNA SEAのさいたまスーパーアリーナに行ってきた!
河村隆一が声帯の静脈瘤の手術をするため2月以降、LUNA SEAとしては一時活動休止するそうで、今日はハラハラしながら聴いてきました。
貧乏性なもので、いつもライブに行くとセトリを書いて曲数を数えたり、レア曲聴けてトクしたとか雑念がいっぱいなのですが😅、今日はいつもより前半、後半で1曲ずつ少なくてちょっと損した気分でござった。
ただ、声帯に静脈瘤を抱えた隆一の声が、曲にもよるのですが、苦しそうにかすれたり、高音が当たらずに歌ったりしている所があったので、曲を減らして最後まで保たせてくれて本当に良かったよ😭と思いました。
メンバーのMCからも強い絆を感じ取る事ができました。
ギタリストのINORANが、隆一を支えようと一緒に歌っている姿が健気で美しかったです。
音響のバランスも去年5月のガーデンシアターよりもはるかに良くて、演奏もこなれてきていてライブとしては良かったです。
今日演奏されたレア曲「a vision」はアルバムで聴くより100倍カッコ良かった😍です。あのアルバムが出た頃はボーカルの歌い方がソロ活動を引きずっていただけに😅
明日はWOWOWテレビ放映もあるのですが、どうか隆一の声の状態が良くなりますように🙏



セトリ 2022/1/8

Luca
Dejavu
you are knocking at my door
Philia
宇宙の詩
静寂
hold you down
the beyond
(休憩)
jesus
closer
storm
true blue
a vision
I for you
Rosier
tonight
(休憩)
make a vow
wish
so tender…

歳末駆け込みで見てきました「世界で一番美しい少年」!
50年前、ヴィスコンティの映画「ベニスに死す」で天使のような美少年を演じて世界的なスターとなりながら、忘れ去られたビョルン・アンドレセン。
(2019年の映画「ミッドサマー」では北欧のカルト教団で飛び降り自殺に失敗して顔を砕かれる老人を演じて、若い頃とは全く違う存在感を放ちましたが)

父親は不明、母親は少年時代に自殺し、祖母に育てられたビョルンは、祖母の薦めでオーディションを受けてヴィスコンティ映画の美少年役に抜擢。15歳という少年期特有の美しい時期が過ぎればヴィスコンティには「こいつの価値がなくなった」と捨てられ、ゲイクラブに放り込まれて大人たちから嫌らしい目で見られた事がトラウマに。

ステージババの指図で日本でグループサウンズ的な歌を歌ってCM撮影という謎の体験😅をする。

その後結婚して2児の父となるも、子供の1人を乳幼児突然死症候群で失いアルコール依存と鬱へ。
現在は仙人系おじいちゃんになってスウェーデンの汚部屋アパートに暮らすけれど、しっかり者の彼女が掃除をしてくれたり、妹さんや娘さんとの交流もあってよかったねぇと。

この映画の中核は、子供時代に親を失って心に傷を負い、何もわからない若い頃に本人の意思と関係なくスターにされてしまった人の悲劇と、それでも周りの人に支えられて生き続けようとする人間の強さだと思います。
ビョルンが「俺様は美少年、俺様はスターになるためならなんでもするぞ」という自意識の人ならば、こんな悲劇的な人生にはならなかったとは思うのだけど、ビョルンがそんな人だったらあの透明感のある無造作な美しさは出なかっただろうし。

この映画のパンフレットを買ったら、評論家の芝山幹朗氏がこんな文章を書いていて、その通りと思ったので引用します。

「『世界で一番美しい少年』は、アンドレセンを悲劇の登場人物で終わらせまいとしている。首の皮一枚のところで彼が人生に踏みとどまり、おだやかなサバイバルを続行してくれることを望んでいる。観客も、たぶん同じ思いを抱く。美貌の祝福が虚妄だとしたら、美貌の呪縛もまた虚妄なのではないか。」

https://gaga.ne.jp/most-beautiful-boy/