システム(3-3-2-2)
中盤~攻撃の構成
DMF ムザッチ
CMF ナンゴラン
CMF イルチニツァ
OMF アザール
OMF ウィルシャー
LWG パト
RWG ベランダ
●攻撃面
・特徴(アザールの中央配置)
基本的にフォーメーションの形は変わりません。目的も「ボールを相手陣地で保持をし続ける事」。しかし今季はアザールを中央に配置し、彼の機敏性とスピードが生かせるようなシステムを組みました。
今季、2シャドーの一角にアザールを起用しました。これには昨季カイセドでは出来なかった3つの変化を期待してのことです。それは
①相手守備陣への切り込み
彼はドリブル精度96。トラップ精度97。さらにスピード関連の能力も軒並み高い数値です。この能力なら、例え相手が自陣深く引いてスペースを狭めても、その隙間を縫うようにドリブルで切り込んでくれるでしょう。またシュート能力も高いので、個人での打開を期待できます。
②中盤での組み立て参加。
アザールはOMF(オフェンシブミッドフィールダー)登録なので中盤での組み立てにも参加し、数的有利の状況を作り出すことを狙いとしています。中央に配置することでよってアザールは幅広く動けるようになり、左サイドで固定されている時よりもボールタッチが増え、起点を作りやすくなります。その効果として、中盤、特にバイタルエリアでの起点力や突破力が大幅に向上する狙いがあります。
更にそれによって相手を中央に引き寄せやすくなり、サイドに大きなスペースを生み出させるという事にプレシーズンで成功。中央、バイタルエリアのところを起点として、そこからのパスを受けたベランダ、パトといったサイドの選手の斜めの動きでゴール前へ侵入。この攻撃スタイルが今季の大きな武器となるでしょう。
③カウンターの強化
昨年、カウンター攻撃の起点はアザールとベランダしかおらず迫力に欠けていました。またカンドレヴァはそほどスピードは速くないので、基本的には中盤の上りを待って、ゆっくりとパスを回し、少しずつビルドアップをしていくスタイルでした。しかし今季はウィルシャーやパトといったスピードのある選手の加入により、よりカウンターに多くの人数を割く事ができると思います。
●守備
守備し関しては、3バックですが、両端のジェジェとリーセはサイドバックなので攻撃参加も行います。
またリーセに関しては強力なシュートもあるので35mの距離から狙う事も度々あります。
センターバックは開幕戦はパルミエーリでした。しかしスピード不足により今はスプライェンに代わっています。