シーズン直後、3階建てのエミリオ・ダルグリッシュスタジアムには満員に近い観客が押し寄せていた。
それから4カ月。現在は3階の席は解放されておらず、1階と2階には多くの空席が目立つようになった。
チーム状況も芳しくないまま、後半戦に突入する。
■監督の手法に疑問符・・・・
昨シーズン新たに就任したACウィーンの監督。当初彼は「このチームに変化を起こし、2年間でトップリーグに昇格させる」と発言した。しかし2年目の現在は昨季よりも順位が低く、監督の手腕に疑問が出てきている。
いままで監督は選手との関係は良好に保ってきたが、ACウィーンに来てからは見切りをつけると不良品を扱うがの如く、冷酷さを見せるようになった。アガタは得点王のタイトルを獲得した年に他クラブへ放出。デカーム、メッテルガーそしてシロユントルなどACウィーンに長年在籍している選手にも目もくれず放出したりクビを切ったりしている。そして自分の指令を黙々と遂行する、新しく獲得してきた忠実な部下だけを可愛がるようになった。
長年の功労者を切り続けてきた事で古くからのACウィーンのサポーターには不満が蓄積していた。
それでも「チームの状況が変わるなら・・・」という理由で我慢し続けてきたサポーターも現在の状況で我慢も限界にきていた。
■監督とサポーターとの関係も悪化してきている
あるサポーターは言った。「クラブは連携面で欠陥がある。監督の功績には敬意を抱くが、それは過去のことで今の話ではない」。別のシーズンチケット・ホルダーは「アガタを放出してフォーメーションを変えた後のクラブの未来が見えない」と憤る。彼は仲間たちとお金を出し合って、スタジアム近くの広告看板を貸し切り、25周年記念のクラブ・エンブレムに書かれた“FORWARD(前へ)”というスローガンに“?”マークを付けた抗議の広告を作成した。
10月末に行われたクラブの年次総会でも、サポーター団体からは「下部組織への投資を重視せよ」と要求する声が上がっている。
このように、ACウィーンの監督とサポーターの関係は非常にもろく、アンバランスなものになっている。そして現在、サポーターは確実に反抗モードへと戻っている。だからこそ、この後半戦は“正念場”だ。
※これはウイニングイレブン2012のマスターリーグの世界で自分が操作しているチームを客観的に書いたものです。現実の世界とは異なります。あと選手の獲得も自分でやってるし選手の操作も自分でやっています。
クラブオーナーモードではないので・・・