庭の桜と梅を書いたので、柚子についても書いてみる。

 

父は官吏だったが、父の生まれた家にはみかんの木が50本?ほどあった。

子供の頃、みかんの収穫時には良く行って、手伝った。と言っても、邪魔にならない程度に、楽しくミカン狩りをしていた。

第二次世界大戦の末期、小学生だったが、空襲を避けて、よく泊りに行っていて、終戦の日、天皇陛下のラジオ放送もそこで聞いた。

 

(その後、何回か訪ねていたが・・・)

 

終戦から、二十数年後、両親の墓参の後、子供たちを連れて、父の実家を訪ねた。

みかん畑の近くに、柚子の苗木をたくさん育てていたのは覚えていたが、その頃は、まだ実を収穫するまでには育っていなかった。随分広かったのを覚えている。

車で行ったので、柚子の苗木を何本か譲ってもらってきて、庭の隅に植えた。

友人にも何人かに配った。

その後、大きく育ち、豊作の時は、冬至に近所に配った後、門の前に 「ご自由にお持ちください」 と書いて、置くこともあった。

 

今までは、隔年に豊作と不作を繰り返していたが、今年は二年続けての不作のようだ。

剪定を強くしすぎての不作の失敗はあったが、程よく新芽も出て、楽しみにしていたが、残念な年になった。

仕方がない。来年に期待しよう。