新宿から特急あずさで2時間40分、
長野県松本市。

松本市美術館。
で、今開催中の

「ブラック・ジャック展」
に行ってきました〜!!!

このブログでは書いたこと無いけど手塚治虫は昔から結構好きで、ちょこちょこ作品を読んでます。
ブラック・ジャックと七色いんこはコスプレしてたこともあるよ!


このブラック・ジャック展は、去年の10月〜11月に東京の六本木だかでやってたんだけど、その会期中にどうにも身動きが取れなくて、行けなかったな〜と思っていたのだが…まさか松本市美術館で開催するとは思ってなくてびっくりしたわ〜…
ここ、ワイの地元。笑
色々あって4月に日帰りで帰省しなきゃいけなくなって、そういえばブラック・ジャック展いつからだっけ?と調べたらまさかの行く日からスタート!(4/13から)そりゃぁ行くしか無い!!と朝イチの特急に乗って行きました!
午後に実家の用事があったので2時間位で見れるだろ…と思っていたら、あまりの展示の多さに驚愕。
見終わらなかった…
半分近く残して退室を余儀なくされたのだ…………
しかも、最後に連載時最終話【人生という名のSL】が原画全展示されていたというのに全く気づかず、帰宅してからSNSで知るという大誤算……
うそやろあの原画すっ飛ばしてきたんか…!?!?
ショックすぎてたまらん…もう一度行きたいけど他にも予定が色々あるし…でも…

いやこれ見なかったら一生後悔するわ!!!!!
そんなわけで昨日日帰りで松本へGO!!!
2日前くらいに決めた。オタクって怖い。
まあ行き慣れた場所だからね………笑
そんなわけで昨日はブラック・ジャック展だけのために松本に行きました。


朝だし平日だしで人も少なめ。






東京は撮影スペースもあったみたいだけど松本はここのみ。森、広いからな〜
でもどっちも行ったっぽい方のレポを見ると原画の展示はこっちのほうが見やすいらしい?
人は少ないだろうからそれはあるだろうな…

こっそり持っていったブラック・ジャックとピノコのぬい。
秋葉原のショップで買ったよ〜
このピノコ、可愛すぎてたまらぬ……ラブ

人生という名のSLの最高のコマからスタート!

いやーもうね、内容すんごいよ!!
展示多いわ!!!
ほぼ全話展示されてたんじゃないかな?
うちは秋田文庫版でしか読んでなかったので「しずむ女」は読めてなかったんだけど、原稿を見れるとは思ってなくてびっくりした。ていうかあの話、新しく時系列順に掲載されてる講談社版にも収録されてないんだね。
なお一回目に行った後、電子書籍でチャンピオンコミックス版を購入すれば読めるというとんでもねえライフハックを得たおかげで無事「しずむ女」は読めました。現代ってスゲ〜
生原稿は漫画では写らないホワイトとかトーンの指定が全部見られて面白かった!
ここの皆コピーして貼られとったんかいwwwみたいなのも見れたし、ココぉ!このコマ大好き!!みたいなページが展示されててすげえテンション上がる。
マジでオタクにはたまらん展示すぎたわ。
ピノコ初登場の「畸形嚢腫」と「めぐり会い」が隣に展示されててちょっとどうしようかと思った…いやどうもしないんですけど…
最後の最後に、「ピノコ愛してる」「二つの愛」「人生という名のSL」が全ページ展示。こんな見せてもらっちゃっていいんですか!?
最初の2つは森でも展示してたのかな?「人生という名のSL」は松本限定ということで…ありがたや…!
この話、何だか不思議な気持ちになるよね。
最初に出てくるのはヒゲオヤジ(山手線の哲など)、如月恵、ドクター・キリコ、本間先生、ピノコ。
ブラック・ジャックと関係が深い人物が出てくるんだよね。
ヒゲオヤジさんはアニメ版ではブラック・ジャックたちがよく通う喫茶店TOMでマスターをやっていて、結構関わりが多くて楽しかったね!
如月先生は昔の恋人。ブラック・ジャックも如月先生も多分昔も今もお互いを想う気持ちは変わらないんだけど、交わることは今後二度と無いんだろうな。だからこその「先生おしあわせに」なのかなぁ…と思うと深いよなぁ…
キリコは命に対する考え方の違いでいつも衝突している。ブラック・ジャック派の私は、学生だった当時はキリコは悪だと思っていたが、大人になった今は彼の信念も分かる気がする。生きながらえるか安らかに眠るか、どちらが幸せかっていうのはすごく難しい。
本間先生はブラック・ジャックの命の恩人であり、ブラック・ジャックの憧れの医師と言っても過言ではない。よく恩師って言ってるけど、直接師事したわけでは無いみたいなんだよね。(多分それは山田野先生のほうだよね)
本間先生は「ときには真珠のように」で最期に言った言葉も印象的だよね。
最後に出てくるピノコは夢の8頭身!かわゆすぎる…
ブラック・ジャックが救い、命を与えられたのがピノコ。秋田文庫版はバラバラ掲載なんだけど、最近少しずつ時系列順で読み始めてみたら、ピノコとブラック・ジャックの関係性が少しずつ変わってきてるのがよく分かるね。
「ピノコ愛してる」でもあるけど最初はメチャクチャだったピノコに手を焼いて怒鳴りつけたりしてるけど、それでもピノコから腎臓を取ることは出来なかったり、ピノコのためを思って養女に出そうとしたり、(はっきり言って邪魔なんだって言ってるのはピノコを納得させるためだと思う、お前をかまってやれないんだってのが一番の本音だと思う)その後はブラック・ジャックが引いてる一線を超える事情(家の建て替え、8頭身への変更など)以外の無茶なワガママは相当聞いてあげるくらいに大事な存在になってるんだよな…
ピアノ弾いてるのこっそり外から聞いてるのかわいいよね。ちなみにOVA版の映画でブラック・ジャック本人がめっちゃピアノ弾いてて笑った。それピノコのために買ったピアノじゃないんですか…?笑
孤高の存在だったブラック・ジャックに寄り添い、支えているピノコ。
ブラック・ジャックはピノコのことを奥さんだと人に紹介することは無いし、客観的に見れば普段から奥さん的位置としては見てはいないんだと思う。でも最も信頼している身内であることは間違いない(ピノコ・ミステリーで身内って言ってる)し、「人生という名のSL」では「お前 私の奥さんじゃないか それも最高の妻じゃないか」と声をかけているので、本心ではそのくらいの存在だと思ってるのかもしれないな…
「なにをしょげてる!?」のコマのブラック・ジャックがめっちゃ好きなので原画見れて最高だった…その次のコマのピノコもかわいいよね…「それも 最高の妻じゃないか」って言われて喜んでるピノコ…かわいい…奥さん認定良かったね…!ブラック・ジャックの夢だけど…
連載最終回後の不定期連載「BJそっくり」でブラック・ジャックがピノコに「私の奥さんならそんなひどい顔はごめんだ」とか言ってたりしておもしろいよね。ピノコに対してそういう使い方してくる時ある。
年齢も普段子供扱いしてるくせに突然実年齢にして大人ぶらせようとしてくるブラック・ジャック…笑

満足した〜〜〜〜〜!!!!!
3時間かけてようやく全部見終わりました。
一回目と合わせるとトータル5時間!!
人が少なかったのもあり、細部までじっくり見ることが出来ました。六本木じゃここまでゆっくり見られなかったかもしれんな…と思うと来てよかったと思う。


こんな感じでブラック・ジャックのコーデで行きました〜。
(六等星の男を完全にログアウトさせた罪深すぎる写真)
レースの上着、前身ごろにスリットが入ってて手が出せるんよ!だから袖を通さずポンチョみたいに着れるのがBJっぽくてめっちゃお気に入り!
鞄は陳情令とSuperGroupiesのコラボの藍忘機バッグです笑

入口の反対側に間久部とピノコもいたよ!

ミュージアムショップでポスターとアクキーをお買い上げ〜。このデザインまじで良すぎない?布製のバッグも出してほしいんだが……
ちなみに一回目に行ったときは職場用にプリントクッキー買っていった。笑

帰りは新宿から近いからついでに久しぶりに高田馬場の手塚治虫の壁画も見てきましたよ。




皆いてかわいいよね〜。
手塚治虫、なにせ作品が多いので私も全然読みきれてないんだ…
近いうちに西武園ゆうえんちにも行きたいので、それまでにジャングル大帝は読んでおきたいのだが…

こんな感じで、手塚治虫デーになって帰宅しました。
全然どうでもいいんだけど、「二つの愛」の展示を見たおかげで無性に寿司が食べたくなり、「今日の夕飯は寿司じゃーーーー!!!!」と決めて近所のスシローに行ったらまさかの全店休業日だった。
そんなことある?