Jessye Norman のこと | マリーの真珠

マリーの真珠

17世紀に生きたマリー・マンシーニに捧げる
私見にもとづく創作から、
時々、日常のつぶやきもするブログです。
※それなりの文献は下敷きにしてますが
私的な感情バリバリに入ってますので
史実と異なる部分もあり得ます。

ジャンマリ様のブログを拝読していて、
もうずいぶん前……20年ぐらい前です(;'∀')……のことを思い出しました。

ある発表会で歌うことになって(もちろんアマチュアの)、

とある方からのリクエストで、人生初のクラシックに挑戦。


Francis POULENC の "Les Chemin de l'amour" をフランス語で歌いました。

あたしゃ歌はうまくない。
ましてクラシックなんて……

オリジナルは20世紀初頭に POULENC 自身が "当て書き" したと言われた、
ショウガールからオペレッタ、映画女優までこなす、
 Yvonne PRINTEMPS 姐さんが吹き込んだ盤

でもさすがに録音があまりに古すぎてあんまり参考になりません。

そこで、畏れ多くも現代の(20年前の)大スター、Jessye Norman 盤を聴き込んで、
なんとか頑張ってフランス語で歌いましたよ~!
でもそもそもこの歌を知らない人が多くて、会場は「ポカーン」とした雰囲気でしたけどねッ!
(本当は下手だったからですが!)

きょう、そのことを思い出したので、Jessye Norman をググってみてびっくり。

2015年に脊髄損傷、それが原因で2019年9月に亡くなっていましたえーん

ちっとも知りませんでした……

2010年のモントルージャズフェスティバルでは、囁く低音の "Les Chemin de l'amour"を味わうことができます。

ジャンルに閉ざされることなく、自由に表現するって、素晴らしいです……

遅まきながら、ご冥福をお祈りします。

※ちなみに、私の想像力と30年代に関する知見からの勝手な意見ですが……
Yvonne PRINTEMPS はきっとこんな感じで歌ってたんじゃないかなぁ?

と、思わせてくれるのは、Patricia PETIBON のこのパフォーマンス