西天満のビジネス街にある「松浦商店」は、本業は酒販店で
自社ビルの1階に立ち飲み居酒屋を営業している
夜になると人通りもまばらになる界隈で、
店先の自販機が路地をぼんやり照らしています

店先にはビールケースが高く積まれ、
幅の短い蒼い暖簾には「ンパ」という不思議な文字が染め抜かれている
気になって調べてみると、これは名酒「金盃(キンパイ)」の文字の名残りだそうで、
元々は「キンパイ」と大きく染め抜かれた長い暖簾だったものを、
入口の間口に合わせて両端をカットした結果、「キ」と「イ」が切り落とされ「ンパ」だけが残ったんだとか
言われてみれば、入口の扉の大半は自販機で塞がれていますな

店内は30名から40名ほどが入れる広々とした空間で
中央の厨房を囲む長いコの字カウンターが伸びています
これほど長いのも珍しいです

近年に改装しているみたいですが、
壁と天井は茶色い煤竹(すすだけ)が施されてどこか落ち着く

自分が訪れたのは21時頃の夜の時間帯だ、
近隣の会社員客が多く一人飲みを楽しむ人から
飲み慣れた仲間同士で寛ぐ客まで、安心して飲める空間です

大将は痩せ気味で、ポロシャツにジーパン、ポケットには栓抜きという出で立ち
この時間帯もワンオペで、料理、酒、洗い物、会計まで一人で担当し、長いカウンターの中を行ったり来たり
焼き台ではステーキカバーのような蓋を使い、効率よく調理しています

メニューは白板に手書きで並び、価格表示はありませんが、口コミでも安価な酒と料理が特徴として挙げられています
定番のおでんやどて焼き、あら煮などの一品料理があり、カウンター中央の冷蔵ケースからつまみを選ぶこともできます

壁の白板には手書きのメニューが並ぶ、
価格の表示はないもののどれもリーズナブルで安価に提供されている

定番の「おでん」や「どて焼き」をはじめ「あらに」などの1品料理が揃い
「コーヤトーフ」という独特の表記も見受けられる、
高野豆腐なのか?はたまたゴーヤーチャンプルーのことかしら?
カウンター中央の冷蔵ケースには小皿のつまみが並んでおり
そこから自分の好みでチョイスするのも良し

「いかどうふ」注文後にレンチンして熱々に温めて提供される
甘めに煮込まれて、柔らかなイカの食感とイカから出た旨味を
たっぷりと吸い込んだサイコロ状の豆腐が実に美味い

「あらに」は貝柱も入っており
魚の旨味と相まって味わいが倍増している滋味深い一皿

香ばしく焼かれた「貝柱塩焼き」はシャキッとした心地よく程よい弾力があり
ほのかな甘みと塩味のバランスが印象的

トイレはコの字カウンターの奥にあり、通路が狭いため、
混雑時は厨房側を通らせてもらうと、ちょっと居酒屋の店主気分♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

松浦商店 (立ち飲み / なにわ橋駅、南森町駅、北浜駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5

 

 

 

堂山町の歓楽街の中、角地に建つレンガ調の壁のビルの1階で
深夜まで営業している便利な鉄板焼き「ひろかずや」

コの字型のカウンター17席がぐるりと厨房を囲み
カウンターに沿って鉄板が伸びる

遅い時間の訪店で、客層もばらばらな感じ
店内に流れる邦楽名曲BGM
頭に紅いタオルを巻いた若い男性スタッフ2名が切り盛りしている

メニューは、お好み焼き、ねぎ焼き、焼きそば、焼きうどんを軸に据えているラインナップ
外国人のカップル客もいて、こちらには外国人向けのメニューが用意されていました

お好み焼きの「ミックス」が焼き上るまで、生ビールを飲みつつ待ちます
厨房でスタッフが焼き上げたものをちりとりを使って持ってきて
目の前の熱い鉄板の上に乗せてくれるスタイルなので温かさがキープされるのが良いね

最初からマヨネーズがかかっていて、ソースは濃いめ
海老の風味が強い存在感があり、イカの風味が相乗効果
塩味の効いたコンニャクは煮込みのコンニャクを使用しているのかな?
コンニャクが食感の良いアクセントになってました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひろかずや (お好み焼き / 中崎町駅、大阪梅田駅(阪急)、東梅田駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.4

 

 

 

 

名古屋の伝統的な喫茶スタイルを楽しめる「ボンボン」
菓子の卸売業として1949年(昭24)に創業し、
1956年(昭31)に現在の場所で喫茶と洋菓子販売を始めたとされたそうです

頭上を高速道路が走り抜ける国道41号沿いにあり、
青と赤でデザインされた鮮やかな看板と
高速からも見える大きな「洋菓子・喫茶 ボンボン」の文字が書かれた看板が目印

建物の隣では洋菓子店も営業していて、
同じビルには姉妹店の中華料理の「天津楼」も入っています
すぐ側に広大な専用駐車場があるのがありがたい

店内は艶やかな赤い革張りのソファ、レンガ調の壁、レトロな照明
深い茶色を基調とした内装も重厚です
奥には鏡があるため、実際の広さ以上に広く感じられます

この日は平日のモーニング時間帯に訪問
店内は半分ほどの入りで、若い人から年配の方まで男女さまざま
観光客だけでなく、普段使いの喫茶店として利用しているお客さんもいます
接客は制服姿の女性スタッフ3人

名物の「モーニング」は、午前8時から午前10時までの提供です

コーヒーにトーストとゆで卵付き
焼き立てパンに軽くバターが塗られており芳ばしい香り
添えられたゆで卵はほんのり温かく
朝の胃袋にはちょうどよいボリュームです

コーヒーは癖のないスッキリしたタイプ
飲み物に付いてきたサービスの「エクレア」
洋菓子店を併設する「ボンボン」らしいサービスで
朝に至福のひとときを味わえました

洋菓子店と喫茶店は店内でもつながっていて、
トイレは洋菓子店舗のスタッフエリアの奥のほうにあるので
ちょっと菓子店のスタッフになったような気分。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボンボン (喫茶店 / 高岳駅、久屋大通駅、東大手駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.4