今日は「スローフード」 についてのお話したいと思います。
この言葉を皆さんも聞いたことあると思いますが、スローフードの提案は、「食事くらいゆっくり食べましょうよ。」という1986年、イタリア北部ピエモンテ州のブラという町で始まりました。
「スローフード宣言」 が発表されてからは、世界中にこの運動が広がり、日本など、世界の38か国、130以上の都市に約7万人の会員を抱える非営利団体に発展しています。
日本でも着実にこの運動が発展してはいますが、まだまだ難しいところもあるように思います。
現在はファーストフード店の様に手軽に食べれるお店が数多くあります。
確かに、便利で必要ではあるけれど、日本人が時間にしばられる文化を象徴しているかの様にも思える所でしょう。
食べるという事は人間にとってとても重要な事であり、様々な影響を与えるものです。
人間が現実逃避を求める時、それは有意義な時間や場所、心のゆとりを求めたり様々だとは思いますが、
これは食べるという事にも共通してる事だと思います。
ほんのわずかな時間の幸せも普段の何倍もの幸せに感じられたら良いですよね。
日本人は働きすぎだと外国人が言ってた事があったのですが、それは、時間に余裕や本当の意味でゆとりといったものが見られないからと思わされました。
私がイタリアを訪れた時も、ワインを飲みながらゆっくりと時間をかけて食事をする光景がみられました。
その光景を見た時、自分も同じように食事を楽しむという気持ちに引き込まれました。
イタリアでは、前菜、パスタやリゾット、肉か魚のメインディッシュに野菜のつけあわせ、最後にドルチェとエスプレッソ。人によってはチーズに食後酒までいただくものだから、ちょっとのんびりしていると2、3時間はかかります。結果的にたくさんの種類の食材を摂る、そして肉や魚を摂る前に、消化吸収がおだやかなパスタをしっかり食べることによって、急激な血糖値の上昇をおさえたり、食べ過ぎを予防している、というおまけもついています。 人間本来の特質にあった、からだにやさしい食べ方で、時間に追い立てられずゆっくり時間をかけて食べるということが、精神衛生上の理にもかなっているのです。
そして、家族、恋人、友人とも心地良い時間となることでしょう。
皆さんも食べる事への重要性についてほんの少しでも考え直してみてはいかがでしょうか?