その昔。お気に召すまま as you like it という舞台を観劇しました。渋谷のシアターコクーンで。

(今調べたら2007年のことで、もう20年近くの前かーとひょぇーーと内心悲鳴を上げましたが)


その舞台、オールメールシリーズで、男性しか出演せず、ドレスを着た女性の役も男性が演じるという、故 蜷川幸雄氏演出作品。


当時、小栗旬さんが花より団子で大ブレークし、花ざかりの君達へで盛り上がって、人気絶頂の頃でした。


蜷川幸雄さんもメディアにたくさん出ていて、人生で一回ぐらいは蜷川さんのシェイクスピアの舞台を見たいと思っていたので、チケットを申し込んでみることに。

相手役は成宮さんで、当時トップコートに所属していました。

小栗さんの方から申し込んでも取れる気がしなかったので、トップコートから申し込んだら奇跡的に取れました。

しかも1階、中央3列目だったかな?

なんか、すっごく近かった。

人生で初めてくらいの神席でした!

(だから、覚えている)


しかも吉田鋼太郎さんも出ていて、(当時はテレビのお仕事でお見かけする機会はほぼなかったのですが、その後大変なご活躍ですよね)

声量がヤバかった。舞台役者さんは発声が違います。


シーリア役の月川悠貴さんが、どう見ても美少女にしか見えなくて、女としての自信を失ったりしましたが、途中小栗さんが舞台から通路に降りて芝居するところがあって、うわっ、今触れる距離にいるよ〜ひゃー!と、内心ご乱心モードになりつつもバッチリ肉眼で、小栗さんの汗を確認したり(笑)役者さんの表情が見える席でしたので、全集中で役者さんを観察していました。


するとですね。

セリフがないところで、一瞬気が抜けている瞬間が分かっちゃうんですよ。

役に入るスイッチを入れる瞬間とか。

理想で言えば、舞台上では常に役に没頭していてほしい。


役者さんにしてみれば、一日中2公演の日もあるでしょうし、毎日公演があったりするわけで。

しかも、蜷川さんの舞台は長台詞が多い。

セリフがない人は確かに休憩しちゃうのも分かるんですけど、その都度私も集中力が切れてしまいました。


たしか、最後の方に小栗さんと成宮さんのキスシーンがあったんですけど、キスに行く時にスイッチを入れる瞬間(やってやるぜ的な笑)があって、そのせいで、その前が素に見えて萎えたなぁと。

君たち恋人同士の設定を守ってくれないと!と思っちゃったんですよね。


(ちなみに、この舞台。別日に2階席で見た時は表情がそこまで見えないので、内容が入ってきてそれはそれで良かったのですが。)


なんでそんなことを思い出したかというと、私のこの夏の癒しだった、40までにしたい10のことで、最終回に風間さんと庄司さんのキスシーンがあったんですけど、違和感がなくてなんでかな?って。


男性同士のキスシーンて、男性同士ならではのノリとか、おふざけみたいに見えちゃったりとか、なんか恋人というより、役者のバトルに見える(笑)。

どうにもいいもの見たわぁっていう気持ちになれなかったんです。


でも、40までにしたい10のことは、

風間さんと庄司さん二人の相性がすごく良く見える。

舞台じゃないので、分割して撮れるから役者の集中力が切れない。

しかも、ストーリーに無理がない。

(原作読みましたけど、脚本家さんすごい)

編集と照明と音楽が好き。

実質23分しかないのに、しかもCMに3回も邪魔されたのに、謎の没入感がある。


結局、好みの話しになっちゃったけど、

要するに、2期やってほしい。