おはようございます。吉田茉理です。

最近の息子はディズニーの【カーズ】が大のお気に入りです。

DVDを見る時は必ず【カーズ】を選びます。

一昨日見て昨日見ていない時、

「【カーズ】をしばらく見てないから今日は【カーズ】を見るかぁ〜」

と言いながら見ます。

皆さん、このお話のあらすじご存知ですか？？

【カーズ】は…

クルマが人間のように生活している世界。

自信家の天才レーサーは、決勝レース会場に向かっていた。

その途中、寂れた田舎町に迷い込んでしまい、スピード違反の罰として道路補修を命じられる。そこで過ごすことになった彼は、町の人と関わる中で次第に変わり始める。

車に全く興味が無い母は、息子が気に入って何回も見ているDVDを一度も見たことがありませんでした。当然、内容も知りませんでした。

そんな【カーズ】の終盤だけを、先日初めて息子と並んで見ました。

何故終盤だけを見たのかというと、終盤に差し掛かったら音が大きくなったような気がして「うるさいなぁ…なんでこんな音楽うるさいんだ？」と思って画面を覗き込んだからです。

そう、終盤は一番盛り上がるところです。音楽も大きくなるわけです。

母は「なになに？？」という気持ちで画面に集中しました。

10分程度見て、母は涙が溢れてきました。

とても心にグッときたからです。

【カーズ】ってこういう話だったのね…

人を思う気持ちってこういうことだよねぇ。

こうありたい、こうあろうって思うわぁ…

そうは出来ないことも多々あるけど。

くぅ、泣けるぅ〜

という思いを胸に、涙を流して【カーズ】を見ている母を見た息子は

「はて？なんで泣いてるんだ、おかさんは？？」

という顔をしているのです。

そりゃ何回も見てたらいい加減見慣れてるか…

そう思った母は、

「感動するね、【カーズ】って。」

と息子に同意を求めてみたところ、息子は一言

「当たり前だから。」

と言ったのです。

一瞬、息子の発言の意味が分かりませんでした。

当たり前？

何が？

…？？

数日後、ハッと閃きました。

息子が言った

「当たり前だから。」

の意味が。

多くの人が人より自分を優先し、他に優しさを持って接することができなくなっています。

だからこそ、人に対して優しさを持って接している状況を目の当たりにすると感動するわけです。

しかし、子供は大人が感動するような在り方をごく当たり前のあり方として、行動しているのでしょう。だから感動するまでも無いわけです。だって当たり前だから。

このことに気がついた時、子供の存在の素晴らしさ、尊さに言葉がありませんでした。

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【息子と私】感動で涙する母。