UNDERWORLD / CHERRY PIE | 日々棲む世に

UNDERWORLD / CHERRY PIE

まだまだ開設したばかりなので、一日一回更新とは言わずに書けるだけ書こうろ思います。


というのは嘘で、飽きやすい自身とはもう26年も共に生きてるわけですから、


ブログに飽きて見向きもしなくなる前に、出来るだけ書いておこうと思うのです。


というのも嘘でして、大して何も考えてなくやってみてる訳です。


言い訳したくなるのが私の癖です。まぁ前にも言いましたように、


ここではただ好きな曲を紹介します。



第一回目の紹介したい曲はUNDERWORLD / CHERRY PIE です。






アンダーワールドの1996年位の曲みたいですが、


1996年といったら私が中学校に入学した歳で、いかに可愛い女子と話をするかとか、


土曜の夜にいかに親に気付かれずにギルガメッシュナイトを見るかとか、


そんな事に全力を注いでいました。


実際にこの曲を初めて聞いたのは大学一年の頃で、


歳三さんが同郷の友と渋谷のFAMILYというクラブでイベントをしていた時で、


その頃の自分の価値観として、クラブはお洒落さんやイカツイさん、


ジャンキーさんが入り混じる特有の不健康さ漂う魅惑的な場所、


という憧れの眼差しを持っていたものです。


その時は自分と、付き合っていた彼女と、


歳三さんの事をお気に入りだった餅入り巾着さんと三人で行ったのを覚えています。


で、歳三さんがプレイの中でこの曲をかけていた訳です。


歳は二つ上で大学は同じ学年だった歳三さんが、


ブラックライトのなかでブースに立ちプレイしている姿は妙に


不健康さが漂って、自分の思い描くイメージにマッチしていて、


なんだかムカつくけどかっこよかったです。


んで、どうでもいい話ですが、結局その日、餅入り巾着は歳三さんに告白してるわけです。


別の日、歳三さんの家に行った私がなんだかふとそう思った時の曲が気になって


「あのさ、この前かけてた曲なんてやつ?」


「あ?どの曲だよ、色々かけててわかんねーよ」


「なんかテクノっぽくてドラムンみたいな曲の後にかけてたやつかな、」


「わかんねーよ、適当にかけるからこれだってやつあったら言えや」


かけてもらい、2、3曲めで「あ、たしかこれだ、ちゃんと聞いてみたい」、ということでした。


ここから曲の解説です。




「宇宙みたいじゃね?」


「うん、宇宙みたいだ」


「今宇宙船から偵察隊が4人くらい出発したな」


「ほんとうだ、それぞれに覚悟を感じるよ」


「出発した、隊列乱すなよ」


「小石やらが色々飛んでてバシバシ当たるね」


「今のところ順調そのものだ」


「小石がでかくなってきてるね、イテテテ」


「やべ、なんか変な重力に巻き込まれた、すげー引っ張られる」


「あら、ぐるんぐるんだね、みんな仲間どころじゃないね」


「あ、いまこいつ地球の事思い出してるね」


「奥さんと子供とか置いてきてるからな、不安で押しつぶされそうだ」


「とうとう仲間とはぐれちゃった、暗闇しかないよ」


「どうするんだろ、もう帰れないだろうに・・」


「進みだした、こいつ諦めてない!」



宇宙飛行士「片道切符でも帰れなくても構わない、俺が行く事に意味がある」


二人「かぁ~っこいい~~!!」



「どうなっちゃったんだろう、ソナーの音はまだしてるけど・・」


「それは俺らにはわかんねーよ、でもあいつはやばい男だね」


「だね!」




以上、解説でした。



この曲にはイメージから沸き起こる感動を教わった気がします。


同時に自分がテクノにはまる切欠を与えてくれた感謝すべき曲である以上に、


いまだ宇宙で活動を続けてる彼らが、ただただカッコいいです。