大相撲五月場所が始まった。初日にいきなり大関、横綱が全滅。若手力士の活躍が光る取組が続いた。92歳のお袋も相撲を楽しみにしている。老若男女問わず楽しめるのは、勝敗がわかりやすい、短時間で決着がつく、髷や褌、行事の衣装などに伝統を感じるからだろうか。先日の能登半島地震の募金活動のための相撲興行も「チャリティー相撲」ではなく「勧進相撲」と呼んでいた。ちなみに、勧進相撲とは、寺社の修繕や修復の募金のための相撲興行のこと。お年寄りが喜びそうないきな名称だ。先場所優勝の尊富士といい最近の大相撲は若手の台頭が目立つ。横綱、大関を破る下剋上も大きな相撲の魅力のひとつかもしれないな。