H高は変わる。「身だしなみ指導」で学校が落ち着いてきた今が、授業改善の絶好の機会だ。そんな中で教員有志の授業研究会が立ち上がった。トップダウンの学校改善が主流の中で、教員自ら議論して授業を変えようとする動きは注目に値する。教育は実践でしか語れない。H高の授業がどれだけ変わるのか?乞うご期待である。

 

授業研究会(有志)について 

◆問題意識 

・若手教員が多い本校であるが、授業を見合うという雰囲気は薄い。 

・一方、自身の授業を改善し、授業力を向上させたいと考える教員は多い。 

・3年次(新規採用)までは研究授業があるが、研究協議会は「アドバイスをいただく場」という印象が強く、授業に関して「議論する場」ではない。

◆本会の目標 

「いま」「ここ」にいるH高生が「学びたい」と思える授業を創る 

 →そのために我々授業者はどういったことを学び、協議していくべきか? 

・なぜH高生にこの授業をしなければならないのか【「真正の学び」の視点】

・どんな教材をどのように示せばH高生は学びたいと思えるか

 【教材開発の視点】【生徒理解 の視点】 

・授業・単元をどのように組み立てるか【内容構成論の視点】

・どのような発問をすると生徒は活発になり、学びが深まるか【発問論の視点】

・どのような評価を行うと生徒を内発的に動機づけられるか【評価論の視点】

・協議会では授業内容・目標論・評価論などについての議論を行う。

 この議論を行うことが当会の主目的である。 

 

 さあ、議論しよう。議論なくして、活力なし。

 指導と命令の学校から、目の前の生徒のために議論できる学校に変えよう。

 それが主体的、協働的な生徒を育てる根幹になる。