第3弾「大作物語」ー困った子どもの心のリアルーが始まる。

 児童養護施設の職員を目指すきっかけは、実は私自身が施設出身だったからです。定時制高校で部落問題について学び、多くの人との出会いを通じて自己を見つめ直しました。そして、かつての自分が過ごした施設を訪れ、当時の先生方と再会することができたのです。
施設は私にとって、二度と訪れたくない場所でした。そこでの苦い記憶が原因です。でも、再訪したことで、何かが変わったと感じています。