15歳人口はどこに消えた。

 都立高校の志願者が年々減少している。そもそも全国的に高校受験の15歳人口が減っている。現在は100万ぐらいであるが、今後10年で3割減少する予測が出ている。東京だけは人口が増えているはずだが、公立私立共に高校受験数は減っている。これは都内を中心に中学校受験が急増しているからとの見方がある。

 小池都知事の「私学無償化」の影響は次年度以降さらに大きくなるだろう。税金が流れる私立高校はさらに施設設備の拡充が図られ、公立高校からの人材(スパーティチャー)の流動の可能性もある。

 都立高校はいったいどうなってしまうのだろうか。