新しい指導者像

 日本の監督像や指導者像も変わってきた。特にスポーツの監督像がわかりやすい。昔は名選手が名監督となり自身の体験や実績やカリスマで指導することが多かった。読売ジャイアンツの長嶋監督がいい例である。

 新しい時代やZ世代が求めている指導者は、野球の栗山監督やサッカーの森保監督がその典型例もしれない。そこでチャット坊主に両監督の共通点を聞いてみた。

・選手たちに対して気配りがあり、責任感が強く、努力家である。

・選手たちを下の名前やあだ名で呼ぶことが多い。

・監督という仕事を、あくまでもチームの中の役割のひとつととらえ、

 自らはもっぱらマネジメントに専念している。

 

 そういえば森保監督が「監督なんて偉くも何ともない。僕は監督係です」と言っていたし、栗山監督はWBCが始まる前に選手一人一人に直筆の熱い手紙を書いていた。何というか上から目線ではなく、一人一人につながる双方向のコミュニケーションをつくれる人がこれからのいい指導者になるのかもしれない。