ながーーーくなってしまった廃駅巡りも
ようやく自分で決めた終点・笹塚駅へ❗
鉄子でもないのにうっかり手を出してしまい
車両関係には一切触れず、
古写真中心でここまで来ちゃいました~。
m(__)m


★建物奥・遠くに見えるのが旧幡ヶ谷駅


さて、前回は旧幡ヶ谷駅からまっつぐ進み
ビルを突き抜けて現在の幡ヶ谷駅前まで
たどり着いた所で終わりました。
今回は通り抜けたビル前から
出発進行~♪
( ̄∇ ̄*)ゞ


★現在の京王線線路・地下へ潜るトンネル

道路の始まりに
四角い穴っぽい所がありますが、
そこがビルの通り抜け部分です☆
(最初の写真)

トンネル上には現在の
幡ヶ谷駅入口があります。
新宿から地下を通っていた京王線は
幡ヶ谷駅からこのトンネルを出て
笹塚駅へ向かいます。




ちょうどトンネルに京王線が
入って行く所が撮れた~♥
これらは線路に架かる歩道橋からパチリ☆


★昭和35年(1960年)の笹塚駅
(京王の電車バス100年のあゆみより拝借)

笹塚駅は大正2年(1913年)に開業。
京王線は開業当初は笹塚~調布間を
走っていました。


★幡ヶ谷駅を背に笹塚駅方面を眺む。

京王線の歴史については
シリーズ前半で書いたので割愛。
(決して手抜きではなーい。)
時を経て色々あって京王新線と接続。
(ザックリ…決して手抜きではなーい。)
笹塚駅は昭和53年(1978年)に
高架駅となりました。



★笹塚駅の高架

ちょうど電車が停まっていますね。
今では京王線だけではなく
都営新宿の折り返し駅でもあります。


★昭和30年前半の笹塚駅とホーム
(京王線井の頭線むかし物語より拝借)

大正15年(1926年)まで南側に
車庫が併設されていたそうです。


★昭和40年(1965年)の笹塚駅
(京王線井の頭線昭和の記憶より拝借
撮影・荻原二郎氏)

古写真で見る笹塚駅の駅舎は
看板建築風味な旧初台駅と比べて
シンプル…というか、そっけ無い造り。


★現在の笹塚駅(高架)

大きさはちがうけど高架前の駅と
現在の駅とデザインは変わらない感じ。
ちょっこすツマラナイ~。
開業当時・大正時代の駅舎は
きっと趣があったのでしょうが、
昭和初期独特の雰囲気も欲しかったな~。
(*゜Q゜*)

…とかなんとか言っているうちに❗
やーーーーーっと笹塚までの廃駅巡りは
終わった訳ですけれども。
けれども。
忘れちゃあいけねぇ、このお方。
新宿からずっと一緒に走ってきた
玉川上水ちゃんですよ❗

「可哀想だよズボンのオナラ、
右と左に泣き別れ」

そんな感じで(笑)
旧代々幡駅前で別れてしまった玉川上水。
これきりもう会えないのぉ~♪
と思っていたら❗
笹塚駅前で待っててくれましたよ❗
しかも地上に出てお出迎えとは♥



★玉川上水

熊本のいきなり団子…ならぬ
いきなり玉川上水❗
写真奥が笹塚駅。
京王線が停まっているのが見えますね。
私は写真奥・右から左方向へ
線路沿いを歩いて来ました。

玉川上水は江戸の水不足を解消すべく
幕府が計画し玉川兄弟が請け負った
一大事業でした。

羽村で取った多摩川の水を四谷まで流し
そこから江戸市中へ分配するという計画で
承応2年(1653年)に着工し
様々な苦労をしながらも玉川兄弟は
羽村~四谷まで43kmを機材も無い時代に
約8ヶ月で掘ったというのだから驚き❗
玉川ブラザーズ☆ゴイス~過ぎます。


★スタート地点である羽村市の玉川上水
(羽村市観光協会HPより拝借)

玉川上水の詳しいアレコレは
それぞれwiki ってもらうとして
(←他力本願)
今現在はどんな感じかとかいうと
上流部(羽村~小平)は飲料水や
農業用水として利用されれおりいまだに
現役バリバリ羯徒毘口薫狼流です☆

小平から浅間橋までの中流部分は
一時期は使われなくなって送水停止になり
空っぽ状態でしたが、
今は綺麗にした高度二次処理下水が流れ
武蔵境で分水しています。

今回、巡ってきた玉川上水跡を含む
下流部(浅間橋~四谷)はほぼ暗渠で
高度処理水を高井戸から
神田川へ放流した後は
地下水や湧き水等が流れとなって
チョロチョロと四谷まで続いている…
といった感じです。


★笹塚駅前の玉川上水

今回、新宿から一緒だった玉川上水は
旧代々幡駅からぐいーっと
左にそれて再び右方向へぐいーっと戻り
笹塚駅に直角にぶつかる感じで
再登場します❤

今回、私は新宿から歩いて来ているので
玉川上水を上流へさかのぼる形になります。
この地上に出ている部分はとても短く 
上流と違い活用されていないので
水はちょっこし流れもゆっくり。
笹塚駅から幡ヶ谷方面へ清水が
チョロチョロ流れています。
シミチョロです。




いや~、短距離とはいえ
新宿から京王線で4分の場所とは思えない
のどかな風景~♪
この日の水量は雨の後だというのに
深い所でも踝位までの深さ。
ヘッポコスマホカメラマンゆえ
分かり辛いですが水はとても綺麗です♪




それもそのはず、
ここの水は周囲の地層からしみ出た地下水。
玉川上水中流部より
格段水質が良いそうです♪
土手もコンクリートじゃなくて土だし
周囲に高いビルは無いし
ここで水遊びしたら気持ち良さそう~♪

だーけーどー。




はい、出た~。
(ー。ー#)

日本名物「立入禁止」。
これ、スナフキンが見たら激怒して
立て札引っこ抜いて燃やすわ❗
(小説・ムーミンの中のスナフキンは
~するべからず~という立て札が
大嫌いで見つけると必ず引き抜いて捨てる)

こんな短距離な川で
しかも水溜まりに毛が生えたような流れが
危険なんて過保護過ぎだよ。
定年後暇ぶっこいてるジジイ4、5人を
ボランティアとして集めて
監視員してもらってさ、
夏の間だけ・日曜日だけでも
親同伴という条件でチミッコ達を
遊ばせてあげればいいのに❗
善福寺川も湧き水が流れ込んで
綺麗な浅瀬があるのに立入禁止❗
飲み水に使っている訳じゃないんだから
条件付きで解放してあげて欲しいわ❗
せっかく綺麗な水辺があるのに
勿体ないってばよ❗


★三田用水取水口跡

プンスカしていると、もう終点~。
めっちゃ短い玉川上水とのランデブー☆
ここから先は暗渠で地上は緑道です。

三田用水は寛文4年(1664年)に開削され、
昭和49年(1974年)に廃止された用水路。
この取水口から玉川上水は分水され
目黒三田を経由して白金まで
流れていました。

そしてここは笹塚駅前だというのに
世田谷区北沢5丁目ざんす。
渋谷区ではないざんす。
ざんす・ざんす・そうざんす~♪
と言う訳で❗(←強引)

新宿追分駅から出発した京王線廃駅巡りは
これにて終了です~♪
お疲れサマンサ~♪
(* ̄▽ ̄)ノ~~ ♪