春になると服装の色も明るめになり、色石をつけたくなる。

イヤリングは最も顔に近いところにあって効果的だし家事のじゃまにもならないので、家にいるときもいつもしています。たまにつけるのを忘れて外出すると、なんというか、ブラのホックが外れているような気になります(?)

 

バブル世代だったら、白をはじめあらゆる色の丸い樹脂のイヤリングを持っていたのではないですか?「イニシエーション・ラブ」というバブル期の新入社員の恋愛劇を描いた映画で、丸の内総合職を演じた木村文乃がその手のイヤリングをしていて(あるある~)と思ってしまいました。

大玉イヤリング時代が過ぎて、最近の芸能人は、一生ものとしてダイヤのスタッズ(=一粒)ピアス(イヤリング)をインスタなどに挙げていることが多いが、ダイヤ1粒はお値段のわりに目立たず、コスパが悪い気がします。

それほど高価でない半貴石の色石やガラスのイヤリングを服に合わせて選ぶのも楽しいですよ。

写真の左から、シルバー細工に囲まれた緑の石はカルセドニー、イギリスのアンティーク。古い時代の銀はロジウムメッキしていないので時々磨かないとくすみますが、緑は日本人によく合います。

小さいターコイズは下北沢の天然石の店で、もとはインディアンジュエリーのピアスだったもの、フックの穴部分にベビーパールをのせ、自分でイヤリングに作り替えました。パールは接着剤で留まっているので、暑い季節にはびよーんと落ちてくることがある。

大きいしずく型のターコイズは、イギリスのアール・デコ期のアンティーク。昔のターコイズはクラック(ひび)の入ったのが好まれていましたね。これ以上大きいと重くてつけたくなくなる、限界の大きさ。ターコイズはとても目立つし顔色をよく見せてくれ、お勧めです。

 

手前の珊瑚に見えるのは、オーダーして届いたばかりのヴィンテージガラス。本珊瑚は一歩間違えると昭和のオバサンになるので、珊瑚色のガラスや樹脂のほうが使い勝手がよいこともあります。

しかし自分はどうもオレンジやピンクなど暖色系は顔が負けてしまう。もっと暖かくなって、白シャツやピンクやベージュのニットを着るようになれば、このイヤリングの出番も増えるのではないかと期待しています。

 

これ全部合わせても、ダイヤ1粒のお値段にもならないですよ・・・