ストールをひとつ手に入れて、肌触りよく、電車の中でも熱がこもりすぎないベビーアルパカがすっかり気に入ったいそくみ。寝入りばなに、アンデス山脈を越えてくる子アルパカたちが夢うつつに見えるほどです。アルパカが一匹、アルパカが二匹・・・(うそうそ)

遅いクリスマスプレゼントに、夫と実家の母にベビーアルパカのセーターを頼みました。両方とも小規模な衣料店で扱っているようで、合わない場合は返品可ということなので安心です。

 

自分用に買うセーターの二倍強のお値段だったりするが、多少ぜいたくなものでも思い切って買えるのがプレゼントの醍醐味ですね。

急いでベビーアルパカを家族に取り揃えたのは、こんなに良い素材は数年のうちに人気が出てたちまち粗悪品が横行、値崩れを起こし(今もベビーアルパカのマフラーで2800円という通販品があるが、考えられない)、乱獲が進み(既に、虐待的な毛刈りが行われるということで獣毛品排除の動きもある)、いずれ良品は手に入りづらくなると思ったからです。

 

人気が出て価格が叩かれ、製品が陳腐化する。動植物の乱獲が進む。消費社会は自らの首を絞めてきた。二万円のカシミアセーターがほしければ2万円お金を貯めて買えばよいのです。

「カシミアは欲しいが、お金がないから2千円で売れ」という消費者に合わせているからおかしなことになる。

もともと、はじめ人間ギャートルズの時代から人類は毛皮を着ており、山岳地帯の民族は毛織物を作って着ていた。適正な流通量を保てば、全否定するものではないと思っています。

 

だから、息子にはアルパカのセーターは買わない。まだ早い。それこそ息子が社会人になる頃には、おばあちゃんの時代には超高級品だったビキューナがブームになりユニクロで売るようになっているかもしれない。