息子を産むとき、実家の母に「汗をかくから、眉はすぐ描けるようにしておきなさい。すぐ写真撮るでしょう?」と言われました。
すっぴんでも眉さえ描けば…年齢を重ねると眉も薄くなるので、アイブロウは確かに大切になってきます。
そのアイブロウ、母は剃刀の刃で削っていたものです。鉛筆削りだと軟らかい芯が折れてしまうことが多いし、剃刀なら先の形が自在に作れる。(関係ないが、建築の図面を習っていた時、建築士の先生がFの鉛筆を小刀で削って長く形作っていました)
昭和の頃はアイブロウは鉛筆式が主流だったが、私たちが社会人になる頃は、プラスチックの繰り出し式に変わってきた。働く女性には削る時間が削減出来て朗報です。鉛筆削りで芯がどんどん折れて無駄になってしまうことも防げるでしょう。
しかし最近、アイブロウを使い切るたびこのプラスチックの棒ごと捨てることが、木製の鉛筆式より環境に良くないなと気になりだしました。ブランドコスメだと先だけカートリッジで交換するタイプもあるが、価格が3倍くらいになる。そうかといって鉛筆式のを剃刀で削り出しする時間はないし…まあ日頃の習慣として身についているかどうかの差ですが。
最後に、暑い夏、出先で眉がとれてしまって手持ちがないときの応急処置。秘書仲間に教わったのですが、普通の鉛筆でいい感じのグレイに描ける。
息子が小学生の頃、夏休み旅行先の空港で息子のペンケースから借りて描いて、息子は「なんでぼくの鉛筆使うのよ~」と文句を言い、隣のご家族のママさんがくすくす笑っていました。汗で眉がとれると、あの時のことを思い出します。