選挙中エピソード2。
お手紙を出していた、かつて在籍していた会社のOBが「出先で落ち合おう」と最寄り駅まで迎えに来てくれました。80代後半とお聞きしましたが長身の立派な体格。「自転車で案内するからついてきて」そのまま彼が住む団地まで選挙カーごと移動。
重厚長大、殿様営業といわれる企業でしたが、時々びっくりするほど行動的なOBに出会います。
緑に囲まれた団地の前では自治会メンバーの温かい出迎えを受け、その場で団地に向かって演説。選挙期間中いや4年間でもいちばんといえる素敵な思い出となりました。
その場で依頼文を受け取ったのは、「この団地は511戸あり、高齢者も多い。災害の時は自治会で安否確認をしたく高齢者在住の状況を、入れ替わりを含め自治会が知りたいのだが区もURも個人情報なので出せないという。何とかならないか」という趣旨です。
残念ながら落選してしまいましたが、支所の地域連携課に事情を説明し、「区から個人情報を渡すことが出来ないが、自治会の掲示板に「災害の時は自治会が安否確認をするので、高齢者宅など必要な方は申し出て下さい」と、申込用紙と受け箱を備え付ければよいのではないか…」
入居者から自治会に自分の意思で情報を伝えるスキームを考え、自治会にもお伝えしました。
※大御所議員だと区の担当者に「こういう相談が来ている。さっさとやれ!」で投げて終わりということもあるらしい。
これは出入口が集約できる団地だから、そして自治会にやる気があるからできることかもしれない。
あとは支所が直接自治会と話して、やってくれる。
今回の落選で、周囲の共通した意見は「世田谷区の場合、いそださんのような地道な地元活動では当選に結びつかない」
それでも最後に世田谷区民の役に立てて良かったな、と勝手に満足している自分がいる。
事務所片付けで倒れそうです・・・