今期の最後の出番、都市整備領域です。

1) 世田谷区にみどりを増やす;天然芝 VS 人工芝

これまで駐車場緑化、駅前広場の緑化など手を変え品を変え世田谷のみどりを増やす提案をしてきましたが、保存林も大事ですが、人が使える緑地は芝地だなと。芝はここ数回、自民党が人工芝の導入を強硬に提言していたのに対抗し、人工芝と天然芝の機能性比較を、天然芝推進の立場から質問しました。

・天然芝は50年以上保つが、人工芝は約10年で敷き替えなければならず、古いものは産業廃棄物になる(資料写真)

・人工芝はみどり率向上に貢献しない。

・人工芝はグリップ力が強く靭帯を痛めやすい、また擦過傷がひどくなるので天然芝より怪我する率がやや高い。

※大阪産業廃棄物リサイクル処分センター ホームページより

天然芝の合間に人口繊維を入れて補強したハイブリッド芝というものもあるがまだ普及していません。①天然芝 ②人工芝 ③ハイブリッド芝= ①地毛 ②ヅラ(ヘアウィッグと言いましたが)③増毛 に例えたのは我ながらうまい表現だなと自画自賛。

みどり率33%を目指して二期目もがんばりたいです。

 

2) 成城の擁壁崩れに学ぶ災害対策

2月中旬に報道もされた成城崖地の下側の建物撤去中に擁壁が崩れ、高台際にお住いの7世帯に避難指示が出ている事案。

自然災害でなく事故で家に住めなくなったら、事故を起こした原因の事業者が責任を持って住まいを紹介、家賃を支払うなどサポートをするのが大原則ですが、事業者側が中小企業ですぐに準備できない。このような時は世田谷区の住宅支援課が住まいの手配をしたり、生活困窮に陥った場合は相談に乗るということを確認しました。

また「建築確認」は、完成図面を審査して受理するものであり、工事の手法については担保できないこと。

崖地に張りつくように建てる「斜面地建築物」は眺めが良くデザイン性の高い物件が多くて人気だが、平地よりは様々なリスクがあることを、区から事業者と所有者双方に注意喚起することを求めました。

 

3) オンデマンドバス実用化に向けて

喜多見・宇奈根地域に昼の時間帯に運行を開始した、事前予約制のオンデマンドバスは、高齢者が多い地域にもかかわらず利用者の予約方法は399人中284人がサイト予約だった(他は電話)。この結果から、使いたくても予約できなかった人の更なる調査と、5月から始まる砧地域での実証試験に結果を活かして取り組むよう求めました。