最近の福祉保健委員会では、保育園の待機児童がいなくなり、認証保育所に至っては一時預かりを充実させ、行政としても支援していかないと継続出来ないと報告されています。
認証保育所か…うちは単願で認証保育所に入れていました。
21時まで預かってくれ、夕食もつけられること、駅の高架下で通勤の行き帰りに便利なこと、ネックは園庭がないことと言われるが、近くに広い公園があるのだし家庭養育と条件は一緒です(園庭ほど広いお庭がある個人宅なんてそうそうないでしょう)。
15年ほど前は、キャリア系ママは残業、出張、夜の飲み会当たり前でしたからね。認証保育所を利用しているママさんは銀行、研究所、医師、官公庁などそうそうたるメンバー。
夜8時ごろ、喜多見駅前でたわむれる子どもたちを見ながら「20年もしたら、この子たちも駅前で顔を合わせて『お久しぶり、一杯行こうか』なんて飲みに行ったりするのかねー」と話しながら帰ったものです。その後保育園は撤退、その跡地にクラフトビール店が出来て、息子たちより一足早くそのママさんたちと一杯やってきました。
同志、みたいなものですかね。
保育園利用者も変化して、当初は保育園に子どもを預けて仕事を続けるのはバリキャリばかりだったのが、近年は一般職でも非正規職員でも仕事を続ける人が増え、働き方改革で定時に終わることも一般化したでしょう。
「仕事だけでなく趣味、習い事のため保育園に預けてもよいとして、遅くまで開園している認証保育所にニーズはあるの?」と男性議員らからの質問が出たりします。
ある。
例えば、女性の習い事は昼間に済ませられると思い込んでいませんか?ビジネスマン対象のスクールに行こうと思ったらほとんど平日の18:30-21:00の時間帯。アルバイトするにしても塾講師なら夕方以降。弁護士の友人に言わせれば、法律事務所は不夜城なので、夕方から夜番に交替するナイトセクレタリーという仕事があるという。落選してすぐ、成城コルティの三省堂書店が夜時間帯のアルバイトを募集していて、(息子が保育園のうちだったらなー)と思ったものです。
昼間安泰に仕事をしていたらわからない、夜に子どもを預けたい事情。92万人の区民がいれば必ず、必要としている人はいます。