間が空いてすみません。東京がまたあまりに暑いので、もはや朝夕は長袖、ストッキング必須だった軽井沢を思い出せなくなっています。

 

最終日はいつも通り、旧軽銀座でお土産の買物や馴染みのお店を訪ねたり、別荘地のサイクリングに充てるつもりでした。

自家用車で来ていないのでアウトレットはパス、一度軽井沢駅でスーツケースを預け、路線バスで旧軽ロータリーまで出る。路線バスはパスモが使えるけれど一時間に2本くらいしかなく、大幅に時間がずれるので(定刻の10分前から待っていても20分以上来ないので、早めに出てしまったのではないかと心配になる)、適宜タクシーを使います。

旧軽銀座の入口からほどなく、我が家は息子が小さい時から高原牛乳を飲みに立ち寄った「軽井沢物産館」がシャッターが下りていました。

近年は最終日に大瓶で牛乳を買って帰ったので「来年空瓶を持ってきて下さい」と言われたのがまだ自宅にあります

(息子を必ず175cm超えに育てます)

ミカドコーヒーの賑わいを背後に、そっとシャッターに合掌しました。

来軽の時から聞いていたけれど、老舗としては大城レースが閉店。テナント料が高い場所だそうで、他の店舗は入っていません。

 

近くの手織り綿ブラウス店「タナカ」は健在で、4年前に買ったタンクトップが使うほどに肌馴染みがよく、明るいイエローグリーンを買い足しました。

テニスコートのほうに曲がったところで、前回アンティークガラス食器を買った新しいお店“ヌーヴォー”は、オーナーさんが偶然「軽井沢文化保存会」のメンバーとわかり改めてご挨拶。これまたいつも家族でランチしたKiKiは、NaNaというお店に変わっており、近所の大原商店でスカートを買うついでに様子を聞くと、老夫婦が引退してお嬢さんがもう少し軽いメニューで続けているとのこと。うまく継承されていてほっとしました。

こっくりと味わい深い中山のジャムは健在ですが、こういう地方名産品もオンラインで買える時代になっています。

独身時代から考えれば四半世紀、家族を持って18年、軽井沢も変わらないはずはないのですが、今後若い移住者が増えどんな地方都市になっていくのか、古き佳き別荘地の雰囲気は消えゆくのか、考えながら、電動でない自転車で別荘地を爆走してきました。

今年の戦利品。大原商店で、竹久夢二のような柄がひと目で気に入った綿スカート、タナカのタンクトップ。中山のジャム、信州ぶどうのストレートジュース、腸詰屋のソーセージ類。軽井沢シャツは閉店していました。ジュースは大瓶なら成城石井にもある。中山ジャムと腸詰屋はお取り寄せ可能、また大原商店は吉祥寺にあるそうです。