下着(とストッキング、ナイティ)フリークです。高級品ばかり引出しに入っているわけではなく、評判がよいと聞けば国産品からフランス、イタリアのインポートものまであらゆる種類を試す。故郷海老名にアツギの工場があり、たびたび母とアウトレット品を買いに行った幼少期が関係しているかも(関係していないかも)しれない。

 

 齢をとるごとに化学繊維が苦手になり、夏はシルク、綿のインナーでアウターも麻など天然繊維を選ぶ。アンティークのシルクナイティを安く入手して、自分でスリップに縫い直したり、吸汗性と自己満足を求めていろいろやっています。

綿は中国の海島綿などが最高かと思っていたが、スイスの綿がいい、最高級はハンロだという。三越のカタログや女性誌のコラムで知ったのですが、ネット通販で安く出ていることもあります。ウルトラライトが出たというので買ってみました(上)。ここのは一時海外バラマキ土産で流行ったカルバン・クラインのアンダーウェアのようにシンプルなデザインが多い。綿はグンゼなどもこの5分の1の価格で上質なのを出しているが、ハンロはストレッチが効いていてずれず肩ひもも落ちず、赤みのあるベージュ色は白いブラウスの下でも魔法のように透けない(白も欲しいがすぐ売り切れてしまう)。いろんな意味で着ていないように感じるので、蒸し暑い夏には最高。お値段も張るのでこればっかり買うわけにはいかないが、大事なプレゼンがある日などの勝負下着にお薦めです。

肩ひも、襟ぐりの深さ、ベージュの色合いなど国産ブランドも学べばよいのに、なぜしないのでしょうね。

 

校則で「下着が白色指定なのが不満」だという生徒諸君は、いちど「ハンロのベージュはダメですか?透けませんけど」と担任に言ってみてはいかがでしょう。(まあ若い子はベージュは白よりもっと着たくないんだよね)

下のロングセラー、コットンシームレスの白は、「アイズ・ワイド・シャット」の中でニコール・キッドマンが着用。

(映画は観てないが)