6月のうちから連日体温並みの暑さで、我が家では朝も夕も庭の水やりが欠かせません。先日の議会で「区有地にもっと植栽を」と主張したものの、メンテナンスの大変さがわかります。そもそも、毎夏一週間ほど旅行や帰省をしていたコロナ前は、それを境に庭の花は諦めていた時期もありました。
猛暑が当たり前になっている昨今、夏を乗り切る植栽の手入れはどうしたらよいか。先日こもれびの庭のガーデニングボランティアでお世話になった世田谷トラストまちづくりに緊急取材してきましたよ。
まずお聞きしたのは「雨庭」というしつらえ。これは最近「雨庭づくり」の講習なども行っているが、庭の一部に雨水浸透ますを設置、砂利敷きにして雨水を地面全体に浸透させ、下水道負荷を減らす構造。
あ、我が家(建売り)の裏はそうなっている。
右の丸い蓋が雨水浸透ます。ヤブミョウガは国分寺崖線に自生する植物だそうで、ウチが建つ前からの”住人”なのでしょう。なかなか涼し気な景色になっています。
水やりに関しては、土壌改良することで水やりの回数を減らせると。ここで長年の疑問だった“水はけと水もちのよい土”の定義を聞く。
「灌水したら余分な水は抜けて、根を潤すのに適度な水分が残る状態です」
で、そういう土壌にするには「中・大粒の赤玉土と腐葉土を半々に混ぜた土を、既存の土に混ぜ込む」。植物の根の際を避けて徐々に行うのがコツだそうです。
「公園や市民緑地の土も改良して、なるべく水やりが少なく済むようにしている」
そうで、眼からウロコ。確かに公園に朝晩水をやるのは大変ですものね。
お話を聞いたトラストまちづくりの荒井さん(右)と後藤さん
で、夏の暑さにも耐えられる花は?日陰でも育つ植物は?
ヒントとして、公園に植わっている植物を参考にするとよいようです。この近くだと世田谷代田~梅が丘間線路沿いの代田富士356(みごろ)広場がよいとのこと。
早速行ってみると、暑い中でも意外に元気に夏の花が咲いていました。葉ものも、白と緑のまだらや赤っぽい葉など取り混ぜて植えてあるとそれだけできれいです。勉強になりました。
かんかんの日向はマリーゴールド。
ペチュニア、ミヤコワスレ、エリロゲン、ポ-チュラカ、カレックス
半日陰はブルーサルビア、ジニア、シュウメイギクなど