長く間が空いてすみません。

先週末、最近よくやりとりしている松本記念音楽迎賓館を会場に催された、「みどりの講座」に参加してきました。主催はNPO法人せたがや水辺デザインネットワーク。最初に音楽迎賓館で座学により国分寺崖線の植生について教わり、その後崖線を活用した迎賓館の庭、外に出て崖線に沿って緑地を訪ね歩き小坂邸に到達、迎賓館に戻って地元の野菜をふんだんに使ったお弁当をいただく。五感をフルに刺激する2時間でした。

参加者は20名ほど、一組小学生とお父さんがいましたがほとんどが中高年です。

座学、歩きながらNPOの方々との会話を通じて教わったのは、自然に見えても実は人の手が入っているということ。雑木林からして、薪を採るために人が作ったものだとか(本来は落葉広葉樹林)。樹は50年もすれば寿命が来てキクイムシにやられたりするので、そういった樹木は適宜伐採が必要なこと。

国分寺崖線の緑地の中にも濃い紫色のミヤコワスレが咲いていたり「あ、これは誰かが植えて行ったみたいですね」、丸子川の水辺にはクレソンが。ビオラやゼラニウムなど完全な園芸種ではないので、うまく自然と溶け合っています。

珍しかったのは岡本わきみず緑地。かつては水の上に高下駄式に住宅があったそうですが、今はデッキから湧水を見るスポットに。昔庭だったところに真っ白なカラーが咲いており、昭和のハイカラなお屋敷が偲ばれました。

 

小坂邸は、以前文化財保存のレポート「世田谷の建物保存と生かし方」に書きましたが、

 

 

実際に訪れたのは初めてて、次回は内観もしたいと思います。

音楽記念館としては子どもももっと参加してほしいということですが、座学の内容がやや高度なので、

座学の時間は子どもは外遊びなどにすれば実現可能かもしれません。