靭帯損傷と診断された息子もようやく松葉杖なしで歩けるようになってきました。

 

本人、自分でMRIがある整形外科をネットで探し、「お金が足りない」と電話がかかって来た。その時までそんなにひどい怪我だとは知らなかったが、「ネットで医療機関を探し、受診する」という若者らしい行動パターンにはさらに驚きました。

 

目には目を、骨には骨を。骨や靭帯を傷めたら骨ごと煮込む食材で回復を促します。

牛のテールが(身長にも)いいと聞く。これまでに牛20頭くらい、テールスープにしたかもしれません。

テールは可食部が少ないのにお高い。行動範囲内だと、入手できるのは喜多見のサミット、成城学園前のオリンピック、松陰神社前の三河屋(肉専門店。スーパーより高い)。2ピースで1000円前後のを買います。いつも置いているとは限らないので、あれば買い置きして冷凍しておく。

まず保温鍋で水と酒と薬味を入れて3日は煮込んで、寝る前に火を入れる。アクと油滴をすくう。朝出勤前にも同じことをする。コンソメを入れなくても味わい深いスープがとれます。

肉が骨から外れるようになったら大ぶりに切った野菜を入れてポトフに。余ったスープを冷蔵庫に入れるとゼラチン質でぷるぷるに固まります。

 

先輩ママたちに言われた通り(いつ怪我でサッカーが出来なくなるか)びくびくしながら生活しています。今回も「手術にならなくて良かったわね」と言われたが、何が楽しくて手術したり、下手すると怪我で選手生命が終わるほどサッカーに打ち込むのだろう。

勉強はそこそこやっているので「サッカー止めて勉強しなさい」とは言えない。浪人するとその間サッカーが出来なくなるので、サボらず勉強しているのでしょう。(FC駿台とか聞いたことないしな)

 

先日街なかで、自分よりちょっと若い女性で、スワロフスキーをちりばめたサッカーボールの形のペンダントをしている人を見た。(ああ、サッカー母なんだな)と思いました。

サッカー少年の数ほどにサッカー母がいて、牛テールが売れ、整形外科医の世話になる。この循環が途切れた時、いちばん寂しいのは案外サッカー母かもしれない。