現在配布中のいそだ久美子チラシ、裏面の「第二回定例会一般質問」の2番目に、GW頃に中高生の保護者さんたちから陳情、提案があった
「学校であらかじめ生徒全員にPCR検査をして、学校行事、修学旅行など通常通り実施してほしい」
という質問ですが、6月15日時点では
「学校では予算がとれず、教員の負担も過大になるので全員を対象とした検査はできない」
という剣もほろろな回答でした。
ところが一転、夏休みが終わり学校生活を起点とした感染が拡がるのではという懸念から、文科省が
「抗原検査キットを学校に配布し、疑い症状が出た教職員・生徒に検査する」という方針が出されたとのこと。
国がようやくいそくみに追いついてきました。
しかし使い方については、「学校で具合が悪くなったら早く帰宅させるべきで、他の生徒と触れ合う教職員や養護教諭が検査をするのは危険だし負担も大きい」という指摘が噴出しています。運用方法についてはまだ確定しないようです。
世田谷区はこれに先立ち、
・抗原検査キットを区立・私立の小中学生数+教職員をカバーするのに十分な数を用意、希望する学校に配布して行事前などの一斉検査に使う。
・原則として検査は自宅で保護者が行う
新たな社会的検査を打ち出しました。
↓ここの「4.検査体制の強化 」に非常にざっくりですが触れられています。
https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/fukushi/003/005/006/d00185724_d/fil/kinnkyuujitai.pdf
国や都に先立ち、子どもの健康と安全&学校生活の充実に向けて新たな運用を開始した世田谷区。この政策はもっとマスコミに取り上げられてよいと思いますが…
コロナ対策ほど、国や都のやることが後手後手で、各地方自治体の知恵と行動力が前面に出ている事象は珍しいと思います。今後とも日本全国の自治体でよい先行事例を作っていってほしいものです。