2019年に姉妹都市 ウィーン市ドゥブリング区(19区)の視察団に入れていただいて以来、区の国際交流は、企業で海外畑だった自分の至上命題だと思っています。

世田谷区と同じくウィーン市イレネシュタット区(1区)と姉妹都市関係にある台東区が、イベントでオーストリアのアンテナショップを出すという話がオーストリア大使館から案内があり、視察に行ってきました。

世田谷にはこういうところはもうないなあと思う、昭和の香りが色濃く残る千束通商店街の角地にショップはありました。

入口。

紅茶やチョコレート。日本では見かけないブランドですね。スノードームはオーストリアが発祥とも言われているそうです。

人気のハム、ソーセージ類。横には地ビールも。

限られた場所にぎっしりとワイン&ビール、ハムなど塩蔵食品、コーヒー・紅茶、ハチミツとジャム、ウェハースやチョコレート、手芸品が並んでいます。視察している間、目あてにして来たらしい家族連れが2組、多くの買物をしていきました。興味があって立ち寄った感じの男性客が一人、スタッフが製品の説明に応じています。

オーストリアは日本以上にオーガニックの意識が高く、加工商品は安くはありませんが安全性が保障されています。味は、現地を知っている人なら懐かしく、ご存知ない方なら異国情緒を味わえることでしょう。ウエハースは、10月に訪問したときはマロン味ばかりでしたが今はイチゴ味が多くおいてありました。

 

コロナ禍の今、海外に行けないからこそ輸入食材を味わい、雑貨を手に入れたいと区民からも多くの声をいただいています。ショップの責任者のお話では、日墺文化協会の会員は世田谷区が一番多いとのこと。世田谷区では三茶のクロッシングSETAGAYAのスペースを利用して姉妹都市の物産を置いてはどうかというアイデアもあり、”日本に居ながらにして感じられる国際交流”のアイテムを増やしていきたいと考えています。