調布市の陥没事故以来待たれていた、世田谷区内の外環道シールドトンネル地域(喜多見の一部と成城3、4丁目)の空洞調査、12月14日の週から調査開始見込みとなり、該当の地域には案内が入りました。

http://tokyo-gaikan-project.com/files/news/news_332_0.pdf

 

調査方法は、路面下空洞探査車による公道調査、探査車が走れない狭あい部分は手押し車式のハンディ型地中レーダーを使います。調査できる深さは1.5-2mですが、つつじヶ丘の空洞も5m以内の浅いところに出現しているということで、第一段階はこれでいきます。

共産党は「世田谷区でもボーリング調査をやるべき」と要望していますが、「ボーリング調査は小規模とはいえ地層や岩盤に穴を開けるので、場合によってはボーリングが地表面沈下や空洞の原因となる」(地元土木工事関係者)という見解もあり、安易に出来る調査方法ではないようです。

また、外環の反対派からは「調査に協力すると外環工事を推進することになる」という意見も出ていますが、立憲民主党社民党会派としては、適正な調査をして住民の不安を取り除くことを最優先に考えています。

 

さて、案内が配布されてすぐご近所から指摘がありまして「私道の部分が調査範囲に入っていない。私道もやってほしい」、比較的新しい住宅地に多い、共有私道を囲んで住宅があるケースです。

区の外環調整担当曰く「共有私道の所有者全員の希望があれば調査対象となる」ということなので、試しに私が2ブロックほど巡回してみましたが、全員「調査をお願いしたい」というご意見。ネクスコ中日本に連絡して、該当する全ての共有私道の所有者の意思確認をして、必要なら私道まで調査するよう要請しました。

それでも、昼間はお仕事で家に居ないというご家庭も多いと思います。ご心配ならば、配布された案内書の下<お問い合わせ先>に連絡して、共有私道の扱いについて要望をお伝えください。最悪飛ばされても、希望が出揃えば後付けで調査に来てくれるということです。