コロナのせいというより、それぞれ都合がバラバラ(主に母の外出と息子の部活)で半年ほど外食をしていない磯田家。気づけば結婚記念日が週末だったので、強引に、世田谷ライフで見つけた豪徳寺のイタリア料理店を予約しました。誰も出かけたがらない男系家族に於いては、母が悪者になるしかない。夫はともかく息子のノリが悪いのを引き立てて出かけます。
新婚旅行はイタリアだったので、結婚記念日も外食するならイタリア料理が多いような気がします。結婚一年目に生後2か月の息子をベビーカーに乗せて連れて行った、農大通りの三笠会館はもうなくなってしまった。眠っている息子が寒くないようにナプキンを一枚借りてかけたのですが、返すのを忘れてまだウチにあります(笑)
独身時代に長く住んだ豪徳寺は最近おしゃれな店が次々と出来ていて、テアトロ・アッカというその店も、以前から知っている一角にいつのまにか出来ていました。東麻布で経験を積んだシェフのお任せコースのみで、小さいが1つ1つが凝ったお料理が次々と出てきます。
他にはビジネスエリートっぽい若い女性たちと、白人男性と着物姿の日本女性のご夫婦。カウンター席が半分のさりげない店構えに洗練された客筋(私どもは別として)というのも本場イタリアっぽかったです(まあ居酒屋ですら玉砂利敷いて間接照明にしている日本の店舗が過剰すぎるのだけど)。
怪我をするとこの近くの整形外科に通院している息子は「成城は住宅ばかりでつまらない。豪徳寺の方が商店街も賑やかで楽しい」と憎まれ口をたたきますが、自分が好きで住んでいた町を子どもが気に入ってくれるのは悪い気がしない。外食しようというと毎度「えーうちでいいよ~」と抵抗されるが、17年結婚が継続して、子どもがナイフとフォークを使って静かに食事出来る齢になったことに感謝。
あと4年したら、ママがおひとりさま時代にくだをまいたバーに連れて行ってあげよう(付き合ってくれれば)。