国民健康保険の通知が来ました。わが党が問題にしていますが、これも世帯主主体の行政手続になる例で、対象者はいそくみだが宛先が夫になっています。

(国保に加入しているのはご家族の方です。)とことわり書きがあって、自治体としても世帯主本人が対象者である場合と、家族の場合と2パターンの記載を用意して気を遣っているのがわかる。

 

通常受け取ると夫が開封し

「ほら、支払いが必要みたいだよ」と注釈をつけて本人にくれる。私宛だといつまでも開封せず期限が過ぎることもあるので助かる。自分が議員会館の秘書をしていた時に、議員あての封書は開封して拡げて書類入れに入れたり、「これは出欠の返事が要りますが…?」とcautionつけていたのと同じことを、夫が秘書がわりにしてくれるのでした。

 

しかし世の中そう考えない人もいて、世帯主宛に通知が来るのは男尊女卑だとおっしゃる。

なぜ国保の支払い通知を世帯主が受け取るのか…?それは、当人が払わなかった(支払い能力がなかった)場合、世帯主がその義務を負うからです。

だから、妻の方が明らかに安定収入の場合(妻が企業勤務で夫がフリーランスとか)、妻が世帯主であるカップルもいます。

 

わが党では選挙入場券の送付から10万円給付まで、世帯主を代表者とする行政手続を問題視する声があり、いそくみは「しかし個々人に送付すると振込手数料の増大や事務手続きの遅れが心配だ」と以前書きました。この間枝野代表の談話を聞いていたら「問題だ、実態を調査する必要がある」とは述べているが、「個々人に送付せよ」とは一言も言っていなかった。

脱帽。政治家として、こういうレトリックは大事かもしれない。