最近の「銀座百点」で安齋肇×山田五郎が対談していたが、70年代の銀座では若い女性がノーブラで歩いていたそうだ。ウーマンリブ運動の一環で、“女性だけを縛りつける衣服からの解放”の意味があったとか。どう考えてもやる気がしないが、思想とはすごい。

 

最近話題の#KuToo?ムーブメント。仕事上、女性だけパンプスを強制されるのは差別だ、という運動で、葬儀社のドレスコードから始まっているらしい。確かに葬儀社、CA、ホテルウーマンなどはパンプスがお約束。制服やスーツなど女性のきちんとした仕事着にはパンプスがいちばん合う。どこの職場も7cm以上のピンヒールを強制されるようなことはないと思いますが・・・細くて高いヒールはセクシー&危険なので、これまた仕事には向かないからです。

妊娠中は別で、どんな場面でもぺたん靴こOKのはず。最近はむしろ、メーガン妃の影響か、お腹が大きいのに高いヒールを履いている女性が目につき冷や冷やします。ご本人は(妊婦はローヒールの靴って誰が決めたの?私は私のおしゃれをしたいのよ!)という主張なのかもしれませんが(←転ぶと危ないし腰に来るよ)。

この話の前にも「就活にパンプスを履きたくない」という話がメディアを騒がせてましたね。自分に合わない靴を選んでしまっているのだろうし、どうしても苦手なら歩きやすい靴で移動し、直前に履き替えれば済むこと。

いそくみはスーツには太めの4-5cmヒールが多い。息子を保育園から自転車で連れ帰っていた時期は、ヒールパンプスを履いて運動靴を持参して履き替えていました。パンプスを履いていると気持ちが仕事に切り替わるのです。

 

ポスター用写真を撮るときは、上半身のみでも、一番上等な黒エナメルの65mmヒールパンプスを持参。控室で着替えてきたら、カメラマンが

「あれ?今日の撮影は上半身のみですよね?」といぶかるので

「たとえ靴は写らなくても、これが私の一番フォーマルな格好ですから」

と言ったらえらい感動された記憶があります。

 

靴の話は長くなるのでこれくらいにしておきますが、どんな靴を履いても自由だけれど、運動靴よりパンプスのが足がきれいに見えるのは自明。みんなが運動靴でいるのに一人だけパンプスでキレイにしているのはずるい!と、少数派をバッシングするようなことにはならないように。求めているのは“自由”であって、“カジュアルの強制”ではないはずだから。

かねまつの5m太ヒール。自分にはかぶりの多いスニーカーより履きやすく、選挙中もこればかりはいていました。ママ友も同じの履いてた