GWの最後のほうに地元の支援者おじさんたちの計らいで祝賀会をしていただきました。名物ラーメンありとの噂には聞いていたが未踏だった、上祖師谷の“もったいない”。マンションの一階の植え込みの陰にのれんがかかっていて、連れてきてもらわなければ気づかずに通り過ぎてしまいそう。

席は14席、グレイヘアもマダムが一人で切り盛りしているので料理が出てくるのは遅いよ。とのことだったが、手際がよいのか案外はやく出てきます。

 

まず突き出しが凝っている。真ん中はほやの三杯酢。豚の角煮は自家製ゆずこしょうで…この組み合わせは絶妙でした。

飲み物は、ビールの次は自家製果実酒が瓶に入っていっぱい並んでいるうちからフェイジョア酒を頼んでみました。

思わず歓声を上げてしまった山菜天ぷら。ぜんまい、ふきのとう、タラの芽を抹茶塩で。

名物のラーメンは烏骨鶏のだしで、鳥めんに近いお味。これはお食事セットのハーフサイズだそう。

 

家庭的な料理の良いところは素朴で薄味、油がきつくないこと。一人暮らしの高齢者、でなくても奥さんが旅行中のとき、家事に疲れた時に、こういう“大人の子供食堂”(それじゃ普通の食堂か)的な居場所は、今後需要が高まってきそうです。

会が楽しかったのはもちろん、こういうお店のスタイルがとても印象的でした。