多摩堤通りに沿って移動するとわかるとおり、外環道と東名をつなぐジャンクションの工事が進行中であり、その地下を、成城側に向かってシールドトンネルが掘削されている最中です。

 12月には喜多見地区会館で行われたオープンハウスに足を運べなかったが、我が家は区分地権者(地下40m以内のところにトンネルが通過する地権者)であるので、ネクスコの担当者がその時の配布資料を持って説明に来てくれました。

●トンネル掘削に際し野川の大正橋付近に気泡が上がってくる件について。

これはシールド工事の掘削に用いる空気が上昇してきたもので、もとは通常の空気だが、地中を通過する際に酸化還元反応で酸素濃度が薄くなること。微量であり現在は出ていないこと。今後空気の漏出がないような工法を考えるという説明がありました。気泡が発生した期間(30年5-6月)の地下水位モニタリングも実施し周辺環境に影響するような水位変動はないとののことで、お近くにお住いの方もひと安心でしょう。

●トンネル掘削が日々進んでいく過程において、今シールドマシンはどこにあるのか?

これは外かんのホームページで確認できます。「がるるん」「みどりんぐ」ってやつね。

http://tokyo-gaikan-project.com/

喜多見6-7丁目ですから、先日通行ガードで取り上げた、あの地域付近の下を掘っていることになる。

区分地権者の方は、このホームページを参考にご自身の家の付近を掘削工事が通過する時期を把握しておいたほうがよいでしょう。

そして工事前と工事中、工事後の家屋の状況、自身が感じる騒音、振動などの日常生活の支障になる現象が起きないかどうか。

いそくみは、トンネル区域の地上部で、工事の影響で家屋に損傷が発生した時に補償を求められるように全戸の家屋調査を再三お願いし、今はネクスコの費用で家屋調査が実施されたことと思います。その時の報告書はどこにあるか、いま一度確認しておきましょう。自分の財産は自分で守らないと、です。

●また、新しい情報として、今24時間体制で現地情報を収集する警戒車両(青パト)が巡回、さらに24時間受付ダイヤルを開設したとのこと。警戒車両には、一目でそれとわかる「外環工事情報収集車」のような表示をつけるよう求めました。

24時間受付ダイヤル:03-5727-8511(東名発進側担当)

 

工事というものは一時的にせよ道路をふさいだり、騒音・振動があったり地域住民にはストレスがたまるものです。また工事中に大きな自然災害があったりすると常時とは違う警戒をしなければならない。

工事が通過する前の家屋や健康状態を測定しておくことがまず第一。ご自身の家の付近を掘削工事が通過する時期を正しく把握して、前後の変化に注意を払うことをお勧めします。