少し前、豪雨の続いているときに給湯器が故障し、一晩お風呂に入れなかった。年に一回や二回、雪の日や嵐の日にこういうことがあり、住んで15年になるのでガス給湯システムを一新することにしました。

初期投資が高いけれど、電気代の節約になるエネ・ファームにした。エネ・ファームは商品名で、「家庭用燃料電池コージェネレーションシステム」、電機メーカーでよく言っていた“コジェネ”ね。

ご興味ある人はネットで検索したもらったほうが早いですが、ガス給湯しながら自家発電するシステムで、そのぶん電気代が節約できる。停電の時のバックアップ電源にもなる。太陽光発電のように売電で儲けることはできない。

初期投資はだいたい子供の歯科矯正の費用ぐらいです。2割ほどですが補助金も出ます。今後月1万円ほど電気代が安くなるとして10年の保証期間でモトがとれる、くらいのプラマイゼロ感覚で、Co2排出削減に協力できるならそれもよいかなと思いました。

数年前ですが、アンケートで原発に反対する人の中でも「代替エネルギーにして電気代が上がるのは嫌だ」という回答は7割だった記憶があります。確かに中小企業など、電気代が上がったら倒産の危機というところもあるだろうし、事情はそれぞれ。が、環境問題は損得で考えるものでもなく、“お金がかかってもこれくらいのエコだったら協力できる”ものから個々人が、出来る範囲で導入していくに尽きる。

東京ガスの営業さんの説では、70代以上世帯は「10年元気でいるかはわからない」と積極的ではなく40-50代の導入率が高いそうです。

エネ・ファームのよいところは、画像で今どれだけ自家発電しているかなど、リアルで見られて面白い。子供の勉強にもなる?!ヴィジュアルに訴えるのもこれからは大事ですね。