滞在中、夫の発案で、これまで足を運んでいなかった“ド景勝地”に行ってみることに。世のお父さんは好きですね(実家の父もそうでした)。
その① 鬼押出し園
天明三年、浅間山の大噴火で流れ出た溶岩が風化した奇勝。息子は「秋吉台みたいなものでしょ」と言っていたが、違うのは災害であり、その噴火で死者が1600人あまり出ていること。戦災ではないから「二度とないよう平和を祈る」わけにもいかないし、これを観光名所として売り出したプリンスホテルの感性やいかに。自然景観として、また歴史資産としては価値があるのかもしれないが、どうも観光で見物する気になれず、資料館だけ見て園には入らず帰ってきました。資料館は小学校の遠足向けの素朴さでほのぼのしました。
*仮面ライダーの撮影地になりそうな昭和感
その② 白糸の滝
三笠ホテルから車で15分ほど山奥に行ったところ、高さ3m×70mほどの円弧の滝。滝といえば修学旅行で華厳の滝型が刷り込まれているが、ナイアガラ型で(行ったことないけど)パノラマのように視界に拡がってきれいです。気温は旧軽よりさらに2,3度低いので長袖必須。
*まだ明るいうち。夜のプロジェクションマッピングはうまく映りませんでした。
この風景で満足すればよかったが、看板の説明を読むと、翌日から夜間にプロジェクションマッピングをやるという。照明を学んでいながらプロジェクションマッピングを見たことがないいそくみ、行きたいと大騒ぎ。再度足を運びました。
たった五分間の映像と音楽でしたが、木立の中を駆ける馬や、水面に拡がる水の輪、雨や星など自然を表現する映像が映し出されて素晴らしかった。美しいものを見て涙ぐむという体験を初めてしました。
ただしこれ、白糸の滝の前のスペースを使ったイベントであり、滝はあまり関係ない。ご興味ある方は、都内ででも“プロジェクションマッピング”を見て下さいね。