一週間ほど前の夜7時、お手洗いを借りるために新宿小田急百貨店に寄ったら、アクセサリー売り場の4℃とスタージュエリーに点々と、若き男性会社員らが品物選びをしているのを見かけました。おぉクリスマスプレゼントか!ブランドからして初々しいカップルが想像されます。居並ぶ男子たちはなぜか竹内涼真(モテ)系ではなく、浜田岳や柄本時生風・・・そのうち1人は、イエローゴールドにダイヤを並べたピアスに決めていました。ピアスはパーツ2つなのでペンダントよりお高め、太っ腹だ。彼女はピアスの穴開けてること確認済みだね?(←これ大事)ご成功をお祈りします。
こんな光景を見るとなつかしく、日本の若者もまだ大丈夫だなと思った…はずだった。
ところがその後クリスマスソングは聴こえず、ツリーの電飾もあまり見ず、今年はクリスマスらしくないと思いませんか??
仮説1)最近は商店がハロウィーンに力を入れすぎて、クリスマスまで販促予算が回っていないのではないか」(夫説)
それは一理あるだろうが、ハロウィーンはせいぜい衣装とお菓子買う程度、商戦はクリスマスに持ってくるべきと思いますが。今頃デパートでもいそくみのような女性部長がそう主張しているのに、「あーこれだからバブル世代上司は。ハロウィーンのほうが盛り上がるっしょー」と20代社員らに冷ややかに見られているかもしれません。
仮説2)ジョージ・マイケルの死
名曲「ラスト・クリスマス」の歌い手が奇しくも昨年のクリスマスに、50代にして孤独の死を遂げたのはショックだったし、あの時代を共有した者として(クリスマス=デート、プレゼント、スキー旅行という時代は彼とともに終わったのかな)という気がちょっとしています。
仮説3)LEDイルミネーションに飽きた
もう20年はクリスマスを盛り上げているイルミネーションですが、最近ネットで「神戸ルミナリエは白熱がLEDに変わってから冷たい光になり良くなくなった」という指摘を発見。LEDも白熱灯に近い色を出したり進化しているとは思うが「冷たい、明るすぎて落ち着かない」という感想は他でも聞いた。心理的に盛り下げる(冷静にさせる)効果があるのだろうか?そして「イルミネーションを観に出掛けようと思わなくなった。飽きた」という声も…
そもそも宗教行事なのだから静かに過ごせばよいという話もあるが、やはり景気を左右するクリスマス商戦。デートが増えなきゃ少子化も進行。このイベントを盛り上げることは、日本の将来のためでもある(?!)
成城コルティ。電飾を極めた屋上ガーデンがおすすめ。(デートより塾帰りの子が多い)