息子は、学友の誰それが夏休みにハワイだ、カナダだと色めき立っているが、うちは今年も軽井沢…上海でもハワイでも行こうと思えばいけるはずだが、私以外はあまりグローバル・マインドではない家なので。何か新しい発見があればと思い行ってきました。
旧軽通りから1本裏手を、テニスコートから下がったところにカウンターバーがあり、ランチが美味しいので滞在中必ず行くことにしています。昔はモボ・モガだったろうご夫婦がやっていて、アートがたくさん飾られた店内の中枢が“モンパルナスのキキ”。そこからの店名でしょう。地野菜を使った4種類のランチ、食後のコーヒーはご主人が一杯ずつドリップしてコレクションのカップで出される。息子には、コーヒーの代わりに自家製のカルピス。原液がそれは美しいアンティークのガラスボトルに入っていて、その後4日、似たようなのが欲しくて骨董店で聞きまくりました。毎回行くたびに、前回と同じお客さんを見かける、そんな店です。
私たちの食事が終わるころ、若いお母さんが入ってきて(おそらくうちの息子が見えたのでしょう)、子連れだけどいいかと聞いている。OKが出ると、程なく元気に入ってきたのは・・・7歳・5歳・3歳くらいのおちびちゃんたちでした。下の2人はスツールに座るの、無理じゃないかなあ?
店のご主人が穏やかに「うちの料理、お子さんのお口には合わないかもしれない」とやんわり断ると、お母さんも「やっぱり厳しいですよね」と納得したようでした。確かにドライカレーはかなりスパイシー、サラダは生のズッキーニのスライス入り。椅子も、ご夫婦が長年かかって集めたであろうアンティーク食器にしても、すべてが子供向きではなかった。
(うちの息子は小3くらいから来てたが…フォーク、ナイフ使えたし飛び級か)
軽井沢はファストフード店がないし、時間は14時を回っていたので、子供に食事をさせようとお母さん必死だったのかもしれないが、腸詰屋のサンドとジュースでもいいじゃない?どこもかしこも幼児連れOKにする必要はないと思う。
子供が大きくなり気にしていなかったが、“大人(常連)の店、場所”という領域がきっちり残っているのが軽井沢の特徴でもあるので、子連れ観光は、食事の場所の事前調査が必要かもしれません。