暫く話題にしていませんでしたが、外環道計画(関越~東名)、2月19日にシールドマシン発進式を行ったことが「外環Journal」(無料戸別配布)に掲載されています。豊洲では安心・安全を求めて移転をストップしている小池都知事、外環に関してはあっさり祝辞を述べておられます。扇千景国交大臣の時といい、女性政治家は道路問題が苦手なのか、短期にGOサインを下す印象があります。シールドマシンは東名と関越の両側から入れ、一般公募のネーミングは「がるるん」(北行き)とみどりんぐ(南行き)。ゆるきゃらも出来そうな明るい展開ですね。
ええっ、確か成城3,4丁目のトンネル合流部は工法がまだ確定していなかったはず。
設計が固まっていないのに掘り始めて大丈夫?
また、外環ジャーナルは裏面が大事で、工事着工の一方、用地買収の進捗は80%。区分地上権(トンネル部)取得部の用地進捗率は59%と、用地取得が完全でないことを示しています。
用地取得が済んでいないのに掘り始めるってアリ?
地上部に住んでいる者としては、シールドマシンで掘り進んできて「設計図面が出来ていない」「用地買収が出来ていない」などの理由で我が家の直下で堀かけで止まっているのがいちばんこわい。博多のトンネル崩落事故も工事中段階でしたね・・・
NEXCOに聞いてみました;
「トンネル拡幅部の設計が出来ていないのにシールドマシンを進めて大丈夫か?」
→成城3、4丁目のトンネル部の設計は、今年8月に確定する予定。
→東名ジャンクションから掘り進んで、トンネルが小田急線高架下に達するのが約1年なので間に合う。
「シールドマシン通過直後の地盤の強度は?弱くないか」
→シールドが掘り進めると同時に薬液を注入してトンネル周囲を瞬時に硬化するので問題ない。
「工事が到達した時点で地上部の買収が進んでいなかったら?工事を止める?」
→到達以前に用地を収用(=強制買収)する。
ということです。今後の展開については、また。
トンネルにフォーカスした資料も続々出ています。
詳しくは東京外かく環状国道事務所に問い合わせを。