朝のニュースで、小池都知事が紺×白の市松風のスカーフをして映っている。

母「五輪を意識して、ああいうスカーフしてきたのかな」

息子「違うよ、あれは五輪グッズの1つなの」

息子が正しく、例の五輪マークを図案化した風呂敷が売り出され、都知事がお気に召してスカーフとして着用したちまち売り切れになったということです。価格は11,880円なり。

ちょっとまて、風呂敷に1万円超はぼり過ぎやろ。

友人に“ショーラー”と呼ばれたほど巻き物マニア「のいそくみ、小池都知事の映像を見て思った。(あれは木綿じゃない、ポリエステルかシルク。価格からいえばシルクが妥当だ)

検索して調べたら思った通り、絹100%。絹はしなやかで艶があり装飾的に用いられる生地で、難を言えば耐久性に欠ける。絹の風呂敷なんて聞いたことはなく、“スカーフ”というと購買層が限定されるので、あえて“風呂敷クロス”という名称で対象を拡大、スカーフ好きな都知事が身に着けて宣伝してくれることを念頭に置いたものでしょう。

風呂敷にいいなと思った殿方、木綿バージョン(3240円が妥当)が発売されるまで買ってはなりませんぞ。

 

では、スカーフとしてはどうか?これはシルク100%で正解、しかしショーラーいそくみとしてはこう考える、

「プリント柄の巻き物はその人の個性を象徴する」

プリントスカーフ最高峰とも言えるエルメスのカレ(価格改定がなければ4万円のはず)は、だからこそ多品種少量生産で毎年新柄を発表する。スカーフに数万円かけるおしゃれの達人は、他人と被ることを好まないからだ。

小池都知事がしているΩネックレスがバカ売れだそうだが、アクセサリーはまだいい。都知事と同じスカーフを身に着けたいかはちょっと微妙ですね(キャサリン妃ならまた結果は違う)。

 

これから次々に五輪公式グッズが販売されるのでしょうが、とにかく景気が悪く消費が伸びていないのだから、適正価格、実用性を重視したものでひとつお願いいたします。

これを機会に整理しよう。