仕事している時より家にいるほうが時間に追われる。
会社にいてそこから外出するより、自宅から出て行く方が着替えも化粧も、駅に出る時間も加算される。図書館や買い物に行くにも、息子が帰る時間から逆算して済ませないと。
どの部屋にも壁掛け時計があるわけでなく、仕事用の腕時計はtoo muchなので、祖母の形見の婦人時計をしています。地味なので葬儀専用にしていたが、この手の細身の時計は邪魔にならず、結構具合がよいものです。シチズン・白金ケース、手巻き、恐らく1950年代。
バブル世代なのでゴールドのほうが気分が上がるのだが、自分の肌色には銀色が合うとわかってきた。ゴールドのロレックス買わなくてよかったなあ(予算もなかったが)。
14金の、もっとアンティークなデザインのと2つ貰ってオーバーホールしたのですが、白金のほうはもとのままのぜんまいがまだ動く。
http://ameblo.jp/iso-kumi/entry-11136362519.html
毎日巻いたほうがいいというので、使うようになってからは窓際に置いて毎朝巻いています。最初は数時間で止まってしまい合わせるために壁掛け時計を見にいったりして 意味あるのか?と思ったが、巻き方が上達したのか、1日半くらいは遅れないようになってきました。
アンティーク時計店でメンテしてもらったとき
「シチズンで白金なんて、ステンレスがなかったんですかね?」とつぶやいたら
「この時代からステンレスの時計はありましたよ。あなたのおばあちゃんがいいもの好きだったんでしょう。大事にして下さいね」とご店主。
なるほど。草笛光子みたいな容姿でもなく、埼玉出身の祖母だが、「ノーブランドだけど実は高いもの」を持っていた気がします。まだメンテに出していない円い時計もあり、実家に放置してあるのだが、先日よく見たらΩマークがついていてそれもW.G.(白金)と刻印があった。せっかくあるのだから直して使わないと。
アンティーク好きなので、いつかロンジンあたりののアール・デコ様式の四角い婦人時計が欲しいなとも思うのだが、形見の品が十分あってメンテに費用もかかるので、好みのものが買えない。なまじ“よいお品”が遺っているのも悩ましいことです。