今の家に引っ越してきてから12年、朝日が差し込む東側の窓にレースカーテンがないのをずっと気にしていました。梅が丘の時は新婚セッティング、夫婦総合職で子供なしという人生最高の経済状態でしたので賃貸なのにオーダーでカーテンを作り、その一部を作りかえて斜光カーテンだけはつけていたのですが…レースの目隠しがほしい。
2,3000円で気の利いた模様のを探していたのですが縦長というのが意外となく、ある日アンティークのサイトでこれを見つけてしまった。
(ショップサイト掲載の写真を使わせていただきました)
アール・ヌーボーとアール・デコの過渡期のデザインの手作業の方眼レース、110cm×230cmの巨大なものです。柄が素晴らしい。そして海外からの送料も入れると予算の倍以上。
(状態もよいのにお値打ちだし、きっとすぐに売れるだろう)
と10日ほど放置したが、不思議なもので、自分が目をつけたアンティークっていつまでも残っているんですよね。
(ええい、注文しよう。輸送にかかる10日の間に吊り方を考えよう)
ショップオーナーさんが紹介してくれた海外のインテリアサイトも参考しながら、考えることにしました。
まず、カーテンバー(ポール)を取りつけることを考える。
カーテンバーはネットにたくさん出ていて、端が槍の先やカールになっているなどクラシックなデザインで2000円しないものも。意外にも鉄製のが木製より安い。
しかーし。念のためネットショップに電話で聞いてみたら、
「特に鉄製のは非常に重いし、ここに出ているカーテンバーは業者に取りつけてもらうタイプです」
安いものにはワケがありますね。業者さん呼んだらそれだけで万単位いっちゃうし、たぶん業務仕入用に販売している商品なのでしょう。
素敵なカーテンを安く入手しても、結局、費用がかさむのは人件費です。
今の自分にはお金はない、時間はある。(技術知識はあまりない)
照明スクールで少しはインテリアも勉強したし、なんとかで自分で取り付けたい。
図書館で勉強後、夜のくろがねやに自転車を飛ばしました。(続く)