NHKで最新の雇用統計の報道がされているのをみて、あわてて渋谷のハローワークに行ってきました。有閑マダムでなく休職中なのだと、ちゃんと統計に入れてもらわなくちゃ。午前は図書館で在庫管理の勉強、午後はハロワが今年のクリスマス。

スーツで行ったわけじゃないが、いまだ現役感満載なのか、総合受付で「離職票を出す」といったら、

「え?(会社の人事担当ではなくて)ご自身の? 」と確認され

カウンターで求職エントリーシートを書いていたら、失業保険の手続書類を持った若い女性から

「あのう、これってどのBOXに出せばよいですか?」と声をかけられた。職員は求職シート書かないちゅうねん。

ご縁がないと思っていたハローワークももう4,5回は来ている?見覚えのある職員もちらほら。職員のほうから

「やあ、磯田さん」と挨拶してくれるようになることを次の目標としましょう。

クリスマスのハローワークは空いていたが、スーツ姿やビジネス・カジュアルの若者が何名かパソコンの前で求職検索をしている。どういう事情でここにいるのかわからないが、クリスマスにも検索に来る姿には好感が持てます。

エントリーして初回は相談員が面談してくれます。担当者はセカンド就職らしき初老の相談員。

「政治関係だったの?今ちょうど求人ありますよ。自民党の…」

「自民はやめときます!」

「中小企業診断士は今勉強中?これ持っていると、大学主催の就活説明会の講師に呼ばれますよ。がんばって取得して下さい」

そうか、それはよいことを聞いた。その日一番のプレゼントな気がしました。

表へ出ると5時すぎ。時間も早いのかもしれないが、今年の渋谷のクリスマスは地味~・・・若いカップルや仲間連れが和やかに歩いているくらいです。横断歩道で待っている男子2人組に、きれいな女の子2人がかけよって、背の高い方に

「あの…〇〇さんですよね」(聞き取れず)

「あ、はい」

「わー、いつも応援してます!握手して下さい!」「私もー」

「あ、はい」

そちらがタレントのような可愛い女の子2人に握手攻めにあい、恥ずかしそうに手を出す男子はさらりとした茶(金)髪に黒縁眼鏡のほっそり系。だれ?“応援してます”ってスポーツ選手には見えないし、まして政治家じゃないよな…友達の方は慣れているのか、にこにこ見守っていました。

きっとファンの女の子2人にとっても、美女2人に応援されたセミ有名人の彼にとってもクリスマスの、“ちょっと良い”出来事だったに違いない。


健康と、友達と、帰る家や家族があれば、誰でもすてきなクリスマスが迎えられる。