三が日も終わったし政策チラシを持って地元を回ろうと思い立ち、「早すぎる!」と怒られないだろう行きやすい地域は・・・やはり野川沿いの外環道計画地周辺。ここ10年来、説明会などで顔を合わせた方々がたくさんおられます。
喜多見は江戸時代から農地として拓けていたところ、今でも敷地が広く巨木の生垣に囲まれたお宅がたくさんある。そんな家の一軒である知り合いのお宅は、庭の半分が道路予定地として収用される予定。
自分も、伝聞を含めいくつか事例を聴いたのみですが、例えば家の部屋の一部が収用に引っかかっても、土地は買ってくれるが家の修繕費は出ないという話も。これでは生活再建になりません。
持っている土地が公共工事にかかるとお得だ、という都市伝説?!がありますが、たまたま家や、持っている変形地を売りたいのに売れなくて困っていた・・・というケースを除き、多くは公共工事に引っかかって要らぬ問題を抱えてしまった世帯が多い。道路計画が地下を通る成城3,4丁目とは悩みどころが異なりますが、土地収用にかかる地域についても戸別訪問しながらヒアリングし、バッジをつけたら、住人が損にならぬようフォローしていきたいと思います。
帰りに、知人は
「近所の茶道をやっているおばあちゃんに人気の侘助だ。よかったら」
と門の際の椿の巨木の花を1枝折ってくれました。青みのピンクで整った一重咲。椿は良いと思う花がめったにないのですが、これは一目で気に入りました。
こういう地域の眼を楽しませる古木も、公共工事で数多く失われていくんだろうな・・・何の補償対象にもならないけれど。
(この侘助は工事に引っかからないようですが)
江戸時代から茶花として好まれた品種、西洋アンティークにも似合います。