12月に入ってから手塚よしお選挙事務所番をしているので、毎日がスーツスタイルです。一昔前の男性管理職のように、スーツ以外は外出着に困るいそくみにとってこれはありがたい。街頭活動でも動きやすいように、10数年ぶりに冬のパンツスーツを新調しました。

今あるのは30代前半に買った茶系のミス・クロエとダークブルーのトラサルディ。独身総合職時代は高いもの買ってたな。活動で使い倒す覚悟で価格は抑えたいが、体型もカバーしたいのでファストファッションというわけにもいかない。仕立てと生地はよくないと・・・パンツの太さや上着丈もゆずれない基準があります。


トラサルディで半額になっている黒を見つけたが、あいにくパンツがモモヒキのように細かった。うーん、残り物にはわけがある。

若者ブランドまでぐるりと回って、店員に案内されて見つけたのがINED。いそくみ20代の頃からある懐かしいブランドです。その頃は会社名のフランドルで製品を出していて、小豆色の変わり襟のジャケットを持っていた。体型には合うのだがやや若向きなのかな・・・と思ったが、冬のスーツはパンツが細すぎず、生地はイタリア製、裏地がキュプラで悪くない。女性らしいシルエットなのに内ポケットがあるキャリア仕様になっているのが気に入りました。

今は何でもカジュアルダウン、若向けにシフトするのがマーケティング成功戦略のように言われますが、たまに(雑誌だとクロワッサンのように)顧客層ととともに上質化、年齢も上めの対応になっているものがありユーザーとしてはうれしい。


夜、必死にパンツの裾上げをしながらテレビをつけたら、ノーベル賞受賞者の奥様が、シャネルらしい華やかなスーツを着て映っていた。うちの夫はノーベル賞もらっても妻にシャネルスーツは買ってくれない。着たいなら自分の稼ぎで買えと言うだろうな。


年齢とともに上質なものを身につけるのが理想だが、それは収入が右肩上がりの場合。収入が変動するたびに海外ブランドを買ったり国産若者ブランドでつないだり、原色ジャケットのみ買い足したり、その時々の収入や状況に応じて自分のスーツ史が出来ていきそうです。