さいたま市で渡航歴のない10代女性がデング熱を発症した件、聞いた時は

さいたま、why?と思ったが、その友人の発症、原因・場所の特定まで早かった!3人ともダンスの練習で代々木公園に行っていて刺されたということで、

「若いなあ~」と感心しました。いや公園でダンスの練習もそうなんだけど、

“いつどこで自分が蚊に刺された”とトレースできることが・・・
「あれ、これどこで刺されたかな?」と思い出せぬままに赤く腫れた腕をぼりぼりかくことも珍しくないいそくみ。

蚊に刺されることで伝染病になるなど思ってもみない、せいぜい見た目に悪いくらいにしか感じていないのが現状です。


デング熱。高校の保健体育でちょっと習っただろうか。長いこと“テング熱”~天狗のように真っ赤になるイメージ~だと思っていました。習ったことあるだけ・・・の人が多い時代にもかかわらず、
70年間国内では発生していないというデング熱を疑った担当医がすばらしい。
そして患者への聞き取りから代々木公園を特定できたこと。
すぐに厚労省が動いて蚊の駆除を行ったこと。(夜の代々木公園で白装束の作業員が白い霧を撒く映像は、とても幻想的で美しかった)
ついでにフマキラーの株もストップ高になったそうで。

エボラ出血熱の報道で、伝染性の熱病に敏感になっていたせいもあるだろうが、日本の医療レベルと公衆衛生の意識の高さを改めて知りました。

(マスコミも、たまにはほめてあげましょうよ~)



虐待致死などでは医療機関も自治体も動きが悪いなと歯がゆい思いをするのですが、今回はおそらく、加害者が“蚊”であって、大仰に騒いでも人に迷惑がかからないので、対応がどんどん進められたということもあるかもしれません


まだ働いてもらうよ