所用あって実家に帰り、話のついでに「明日は磯田の親族と銀座アスターでランチ会だ」と言ったら、帰り際

「これ着られたら着てよ~」

と母親がタイシルクのツーピースドレスを出してきた。伯母あたりから生地をもらって、自分で型紙とって仕立てたものです。昔は父の仕事で外国人相手のパーティがあったりしたので、作ったのでしょう。「夜のパーティは風呂敷でもよいから脚をかくす(=ロング)」と先輩夫人に教わったらしい。

昭和の人はよく服を作った。いそくみも、20代後半海外事業部の頃、インドネシアの来客からプリント服地を土産にもらった。なかなか素敵なもので、まだ実家にあるはずです。


タイシルク、着てみると、ウェストはぎりぎりだが着られる。母の時代(ヘップバーン、ドリス・デイ、奥様は魔女etc.・・・)はバストやヒップは豊かでもウェストはほんとに細い。ファッション誌の型紙できっちり作ったのか、肩に三角パットが入った構築的なデザインでメタリックなつやもあり、ミニスカにすればPerfumeが着そうです。

パーティドレスはヴィンテージも出回るくらいだから、スーツほど流行に振り回されない。あとは着る場と着る気合いがあるかどうかだけ。


これにかねまつの太ヒールサンダルを合わせて行ってきました。

女性は更年期アフターにウェストがどーんと太くなるらしいので、母も今気づいてくれてよかった。

10年後も着られるように、あとは「ターザン」でも購読して体型の方を維持しなくてはなりません。




 息子撮影。